2004年1月21日
河内長野市長
橋上 義孝 様
河内長野市教育長
福田 弘行 様
日本共産党市会議員団
学校給食センター改修工事に係わる申し入れ
昨年11月17日 学校給食センター運営委員会に、給食センターの改修工事により今までの学校給食が4ヶ月間にわたりストップするため、その期間の給食取り扱いについて諮問されました。
その中で、ウエットシステムからドライシステムへの変更、空調設備など衛生管理の問題による改善、老朽化したボイラーなどや各機器の更新、センターの屋根や壁等の保全など改修そのものについては当然計画的にすすめられなければならないものであり、わが党としても反対するものではけっしてありません。しかし今回の工事により給食が2学期の間、長期にわたり停止することが明らかになったことは「しかたがない」ではすまされません。
学校給食の意義はいうまでもなく栄養バランスのとれた食事内容、衛生管理などじかに体験しつつ学ぶ等生きた教材として健康教育の推進に欠かせない存在と位置づけられています。さらには次の世代に食の文化、食の安全という意味、生産から消費そして廃棄まで、そのつど起きる問題を通して体系的に伝える場としても学校給食の可能性は大きいと思います。このように位置づけられているはずの給食を工事の理由で長期に渡り中止される。その影響はこのような教育的意義への影響だけに及ばず保護者への負担、弁当持参できない児童への影響、先生への負担増などさまざまな弊害も考えられます。
さらに問題はこのように各方面に影響を及ぼす案件を、教職員、保護者、市民の声を聞くことなく一方的にすすめられています。「方向が決定しないから情報開示しないというやり方」には、問題があります。
わが党はこの問題を解決するにあたり、池田市(学校給食センター)にも視察に行きました。結果的には長期にわたる給食停止という状況にはなったものの充分な時間をかけ、市民を巻き込み論議を尽くそうとしているやりかたには学ぶべきものがあります。
そもそも築19年で大改修しなければならない理由はなになのか(池田市は35年)。建て替え工事による方法はないのか。2年間に渡る方法ではできないのか
等長期改修回避の具体的な考察はどこまでされたのかが疑問です。
わが党は以上のことを踏まえ次のことを申し入れます。
記
1、長期にわたる改修工事を見直す
2、本計画にあたっては保護者、教職員、市民の声を充分に聞き、尊重する
3、工事による教育活動の停滞、児童や保護者への負担など影響が出ないようにする
以上