2014年12月11日
高野山大学教育学部 2016年4月の開校は見送り
日本共産党河内長野市会議員団
2014年12月11日 我が党の見解と姿勢について
高野山大学教育学部新設について今年9月1日に当市と高野山大学との間で教育学部の新設に向け具体的な協議に入ると報告がありました。
我が党としては新しい大学(学部)が当市内に誘致されることは元南花台西小学校跡地の利用としても、又、街づくりの視点から見ても評価すべきことで前向きにとらえました。しかし、唐突な話であり、すでに近隣に所在している教育学部を有している大学とさらに連携を強めていくための情報交換がどこまでなされていたか、手続き上の問題はなかったのか。そして何よりも、いまこの時期に新たな教育学部の新設をすすめるためには学生の募集や教員の確保などの実現が可能なのか、認可に見通しがあるのか、など課題が大きいことを問いかけてきました。
そのような中、12月3日に当市と近々結ぶべき基本協定案について同大学内で検討され、12月8日にその報告がありました。
結果は橋本市や和歌山県から県内設置の要望が出ていること、教育学部を経営的に成り立つことができるのかなどもう少し慎重に検討すべきであり来年3月の文科省への申請は見送り、引き続き時間をかけ検討するというものでありました。
大学の新設、特に教育学部の新設は簡単に進められる状況にないことはわかっていたはずです。しかしそのことをふまえた上で今回の話が表面化してきたものではなかったのでしょうか。私たちが心配していたことが現実となってしまったことが残念でなりません。大学新設、誘致へのかまえがあまりにもお粗末であったとおもわれます。
しかし我が党としても大学誘致そのこと自体は前向きにとらえるべきことであり、時期は遅れてもこのチャンスが実現できるべく、当市のかまえや、アプローチの方法に対して、また見極めも含め、意見を述べつつこれからも街づくりと活性化に向け取り組んでいきたいと考えています。