2017年12月議会報告

2018/1/1
 河内長野市12月市議会が12月1日から20日までの日程で開かれました。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

近大病院 大阪狭山市から全面撤退!!
  300床の新分院の約束もほご!!

 近大病院が大阪狭山市から全面撤退するという情報が日本共産党大阪狭山市議団より伝わりました。それによると11月8日、富田林保健所で開かれた南河内医療懇話会の席上「近畿大学医学部付属病院の移転について」として全面撤退の意向が示され、11月末には大阪府に対して正式に文章で提出されたものです。



全面撤退を表明した近大病院



 経過は2014年1月、近大医学部と付属病院(929床)を2023年に堺市泉ヶ丘へ移転させると報道があり、南河内医療圏の9市町村は病院の機能や地域医療の確保について大阪府と近大に15年11月に要望書を提出。16年11月に近大から大阪狭山市に新分院として300床を残すと報告されていました。

市は遺憾表明

 日本共産党は12月議会の一般質問で、民間とはいうものの公共性が極めて高い問題。前回の移転計画は300床を残しつつも3次救急をなくすというもので問題でしたが、その300床の計画すらもなくすもの。南河内全域の高度医療の低下をまねき、市民の安全安心に不安を与える重大な問題。近隣市とも歩調を合わせ早急な対応を訴えました。
それに対し河内長野市は「完全移転は医療体制や保健事業の推進に極めて大きな影響をおよぼす。到底容認できない。誠に遺憾である。近隣市と共に早急に同大学や大阪府に対して働きかけたい」と答えました。 
 近大病院の撤退が与える地域への損失は計り知れません。日本共産党は南河内地域医療の確保へ全力で頑張ります。

【介護】 特養ホーム72床の増設計画が示される

 日本共産党が9月に行ったアンケートで、介護施設への入所費用が大きな負担との声が多く寄せられました。
 特別養護老人ホーム(特養)の待機者は現在139名おられ、特養の増設は喫緊の課題です。
 12月市議会の一般質問で、日本共産党は特養とショートステイ床の増設を求めました。
 これに対し市は、「現在のショートステイの72床を平成31年4月をめどに特養に転換したい。そこには多床室(大部屋)もあり、低料金での入所ができる」と答えました。
 緊急入所が求められるショートステイの72床減については「現在、ショートステイの稼働率は70%、平成30年3月に52床が増設される。その後3年間でさらに20床の整備計画があるので供給量に不足は無い」と答えました。
 とても喜ばしい事です。日本共産党は引き続き、低価格で利用できる特養の増床に頑張ります。


南海バス本社に要望活動

 12月14日、日本共産党河内長野市会議員団は南海バス本社(堺市)を訪問。アンケートで寄せられた声や市民からの要望を伝え、懇談しました。

【主な要望事項】

 大阪狭山市では溝蓋をして、その上にベンチを設置をしています(寄付ベンチ)。
 南海バスさんにベンチの寄付をお願いしたところ、「河内長野市さんにも寄付する」と言っていただけました。



大阪狭山市のバス停に設置されている「ひと休みベンチ」



日本共産党市会議員団の質問より


街の活性化、子育て支援の視点からも
中学校全員給食の実施を
 ・・・宮本さとし議員が質問 

<質問>
 市内の総所得は5年前と比べて2.5%(37億円)の減少。消費力もそれに伴って下がっていると思われる。共働き家庭は本市も含め増加傾向にあるものの全国平均より10ポイントほど低く43.3%となっている。希望選択制の中学校給食(喫食率5%)で共働きの保護者の思いに応えている。今年度中にアンケートを実施し、選択制中学校給食制度の検証をはかりたい。

<市長の答弁>
 少子化、人口減少が進み総所得が減り市税収入が減少していくことはこれからの街づくりで大きな課題。市内で雇用を生み出すことや女性の労働力のアップ、また共働きが当たり前の社会へ応援が必要。「子育てを社会で担える街づくり」で女性が安心して働ける環境をつくらねばならない。そのような中、全員喫食の中学校給食は当然の流れ。実現に向け検討を具体化してほしいと訴えました。

人口減は危機的状況・子育て支援の充実を ・・・ だばなか大介議員が質問 

<質問>
 保育料の多子減免の充実や、18才まで医療費を無料に。

<市の答弁>
 第1子が小学校に上がっても、第2子半額、第3子無料にするには約1800万円。第2子の無料化には約7000万円が必要で財政的に困難。
 18才まで医療費を無料化している自治体は全国1741自治体中478、府内では7自治体。実施には約4000万円が必要で財政的に厳しい。

小・中学校へのエアコン設置を! ・・・ かどの雄一議員が質問 

<質問>
 中学校の普通教室へのエアコン設置の準備はできているのか。また、小学校も続いてエアコンの設置を。

<市の答弁>
 中学校はすでに実施設計を進めている。国の補助金を活用し、平成30年の夏休みに設置する。
 小学校は普通教室数が多く中学校の2倍の費用がいる。国の補助金を最大限活用し順次取り組んでいきたい。

長野北高校の募集停止について
 市教育長の資質を問う
 ・・・ にわ実議員が質問 

<質問>
 11月17日の府教育委員会会議で2019年4月から長野北高校の募集停止が決まった。
 昨年の12月議会も今年の9月議会でも募集停止にならないよう府教委等に働きかけよと質問していたが、ようやく教育長は11月15日に府教委へ行った。その内容と結果は。

<市の答弁>
 職員、生徒、保護者や地域への悪影響は伝えたが、募集停止に変更はなかった。


<質問>
 教育長は申入れに行く間際まで「長野北高校に入学した生徒が長野高校に移り長野高校で卒業する」と間違った理解をしていた。市の義務教育に責任を持つ教育長として資質を疑う。来年の教育長更新時には辞めて欲しい。

<市の答弁>
 卒業する高校は入学した高校になる事は確認した。保護者への説明は府教委が周知するのが慣例。

誰もがサービス利用できる介護保険に ・・・ かどの雄一議員が質問 

<質問>
 大東市では総合事業で介護保険からの「自立」「卒業」という名のもとで介護利用の締め出しが行われ、医者が必要とする介護サービスが受けられない人がでている。当市がめざす総合事業は。

<市の答弁>
 一律に介護サービスからの「自立」「卒業」をめざすのでなく、その人の状態に応じた良いケアプランの作成を目的として、大東市とは違う総合事業をめざしたい。


<質問>
 介護従事者の賃金引き上げと労働条件の改善、介護事業者の経営を守り、雇用の確保をはかることは、誰もが介護サービスを利用でき、さらに当市の雇用の創出にもつながるのではないか。

<市の答弁>
 今後、賃金引き上げも検討されている。大阪府と連携し介護人材確保に努めたい。

放置空き家の解決を急げ ・・・ かどの雄一議員が質問 

<質問>
 放置空き家を解決するために、専門に担当する「課」を新設すべきではないか。

<市の答弁>
 業務を集約し4月には「係」を設け、その後「課」の新設も検討したい。


<質問>
 千代田南など放置空き家で道路にはみ出し交通の障害になっている樹木の伐採を。

<市の答弁>
 緊急対応として倒木等の撤去を実施することはあるが、本来、空き家の所有者に適正な管理をお願いしている。

バス停にベンチの設置を ・・・ だばなか大介議員が質問 

<市の答弁>
 今年度中にガイドラインを取りまとめ、来年4月を目指し、寄付によるベンチ設置の仕組みを作る。

だばなか議員は、千代田駅前カナヤ・りそな銀行前にベンチを求める声は大きい。溝蓋をするなど工夫し可能な限り設置するよう求めました。



溝蓋して設置されているバス停の寄付ベンチ (大阪狭山市)


観光振興を ・・・ だばなか大介議員が代表質問 

<質問>
 石川河川敷にある「南河内サイクルライン(国事業)」は、富田林市川西大橋以南は、309号〜外環を通り原町交差点で終点になっている。「くろまろの郷」「滝畑」まで延伸し、自転車道を示す水色に着色する事で、ブランド力を高め当市までサイクリストに来て頂けるよう整備を。

<市の答弁>
 来年夏頃までに自転車の活用について、現ルート以外も含めて取りまとめ、富田林市と連携し府に提案する。


<質問>
 年間30万人が来場する「関西サイクルスポーツセンター」をはじめ当市の観光施設・資源と連携し相乗効果を。

<市の答弁>
 取り組んでいく。


<質問>
 観心寺や金剛寺に市が設置しているトイレの改善を。

<市の答弁>
  来年度、国の補助金を利用し整備する。

災害見舞金制度の創設を ・・・ にわ実議員が質問

<質問>
 当市には独自の災害見舞金制度がない。国の災害支援策を受けなくても住宅に被害が及ぶ時や死亡や大けがをした時、災害見舞金が出るよう制度の創設を。

<市の答弁>
 自然災害などで災害救助法の適用にならない時の支援策として検討したい。


<質問>
 台風21号・22号の被害概要は。

<市の答弁>
 国費災害復旧事業の査定件数は62件、復旧予定額は約3億4千万円。

台風による石仏小学校グランド崩落の対応は ・・・ 宮本さとし議員が質問 

<質問>
 先の台風による石仏小学校グランド法面の一部崩落の対応と、同校の指定避難場所の位置づけ見直しについて。

<市の答弁>
 二次災害を防ぐための仮復旧は11月末に終えた。本復旧は1月末にボーリング調査を実施し工法等検討しながら平成30年度には進めたい。費用については補助率2/3である災害復旧費国庫負担制度を活用していきたい。

 石仏小学校の周辺区域でこれまでも数カ所で土砂崩れが発生していることも確認した。同校の避難所開設の際には、災害の種別や周辺状況を注視し、開設の判断をしていきたい。

  

石仏小学校 崩れた運動場


南花台公民館の雨漏改修工事 ・・・ にわ実議員が質問 

<質問>
 10月に約200万円かけて雨漏改修工事が終わったが完了したのか。

<市の答弁>
 約460万円の見積で緊急工事分200万円は終わった。しかし、他の箇所の雨漏りがあるので引き続き工事を完了したい。


日本共産党 個人質問

 宮本 さとし 議員  12月12日(火)  13時〜

  1. 人口減少化が進むなか、本市の街づくりにおいて中学校全員給食の実施は急務。共働き家庭が増えるという環境変化の中、成長期に栄養の偏りがない温かい給食を提供できるよう、小学校と同様の全員給食の方式にすべき。市長の考え方をあらためて聞く。
  2. 近畿大学医学部付属病院の大阪狭山市からの完全撤退問題について。
  3. 先の台風で石仏小学校グランドの端が大きく崩れた。本格復旧への今後の見通し、予算措置は。指定緊急避難場所としての位置づけは今のままでいいのか。

 にわ 実 議員   12月12日(火)  15時半頃〜

  1. 台風21・22号の被害状況は。住宅への被害や死亡・大けがをした時の、災害見舞金制度の創設を。
  2. 南花台公民館の雨漏改修工事が10月に終わったが、経過を見て再改修工事もあり得る事を前提にせよ。
  3. 府教育委員会は2019年4月から長野北高校を募集停止すると決めた。教育長は府教育委員会へ募集停止にならないように申し入れに行ったと聞くがその内容と結果は。

 かどの 雄一 議員  12月13日(水) 10時〜

  1. 介護保険を誰もが利用できるように。
    (1)特別養護老人ホームの待機者をなくすための対策は。 
    (2)ショートステイの増設など今後の取り組みはどうなるのか。
    (3)大東市では介護保険からの「自立」「卒業」という名のもとで利用締め出しが行われているが、当市は今後どのような総合事業をめざすのか。
  2. 2018年夏に予定されている中学校の普通教室へのエアコン設置の準備はできているのか。小学校へは中学校設置後すぐに取り組むべき。
  3. 放置空き家対策を解決するためには「課」を新設すべきではないか。抜本的解決までは、交通の障害になる道路にはみ出した樹木の伐採をやるべき。

 だばなか 大介 議員  12月13日(水)  11時頃〜

  1. バス停などにベンチを。
  2. サイクリストを呼び込むために。
    (1)自転車レーン(水色)の設置促進を。
    (2)石川沿いの「南河内サイクルライン」を「くろまろの郷」や「関西サイクルスポーツセンター」を経由し「滝畑」まで伸ばすよう国・府に申し入れを。
    (3)各観光施設との連携で相乗効果を。
    (4)「関西サイクルスポーツセンター」へのお客さんに「くろまろの郷」などにも来て頂けるよう看板や案内を。
  3. 保育料の多子減免の充実を。
  4. 18才まで医療費を無料に。

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