2016年12月議会のおしらせ

2016/12/7
 河内長野市12月市議会が12月1日から20日までの日程で開かれています。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

全国で放置空き家の問題が深刻化する中、倒壊の危険があるなどの放置空き家を「特定空き家」として指定し、市町村に強力な権限を与える法律が作られました。その法律は昨年施行され、それに伴う河内長野市の条例が提案されました。 
放置空き家対策一歩前進

 今議会に提案された「空き家条例」の要旨は次の通りです。
  1. 「特定空き家」への立ち入り調査や税情報などの個人情報の収集そして代執行といった措置を行うこと。代執行に際しては相手方に弁明の機会を与える。
  2. 協議会をつくり「空き家対策計画」をつくる。
  3. 「特定空き家」を指定する審議会をつくる。
 「空き家条例」の新設にともない「きれいなまちづくり条例」からは「空き家」が切り離され「空き地」などが適用範囲になります。これまで日本共産党は「雑草」などの管理を規定していた条例に「木」や「竹」も含めるよう求めてきましたが、それが実り今回適用されることになりました。

求められるのは迅速な対応

  いずれにせよ、課題はスピーディーな手続きです。現在空き家に関する所管は、都市創生・環境政策・税務・道路・消防・環境衛生など多数の課にまたがり、部も違うためうまく進まない実情があります。条例の整備とともに市の組織の再編が求められています。

 
維新のパフォーマンス?
 河内長野市議会で大阪維新の会が結成され、新聞折り込みでチラシが入りました。内容を見ると「覚悟の改革を進める」とあり、9月議会に議員報酬30%削減を提案したが他の会派の反対により否決されたと宣伝しています。

 9月議会で私たち日本共産党は維新の削減案に対して「以前、月2万円を供託していた議員がおられた(最終的に寄付された形跡はない)。本案の採決にかかわらず個人的に供託する考えはあるのか」と質問しました。維新の答えは「採決の結果を見て検討する」と答えただけでチラシを見ても供託する考えはないようです。これが「覚悟の改革」でしょうか。

 また、市長の退職金の廃止について、市長が「審議会に諮る」としたことをけしからんとしていますが、維新の党首である松井大阪府知事は退職金廃止の際に審議会に諮っています。市長もこの件については「ご自身の党の本部代表である松井知事をご批判されてはどうか」とフェイスブック上で反論しています。さらに松井知事は「退職金をゼロにした」と宣伝していますが、その分を給与に上乗せしたので、一時金(ボーナス)を含めると総額では300万円以上も増えています。まさにこの党は、市民を欺くパフォーマンスを常套手段としているようです。

 国政では、維新は憲法改正の問題でもTPPでも年金カット法でもカジノ法でも、暴走する自公政治を補完する役割を果たしています。また維新は自民党出身の議員がほとんどです。自民党を出て改革のポーズで市民を欺き票をかすめ取る党に審判を下しましょう。


日本共産党 個人質問

 にわ 実 議員  12月12日(月)  10時半頃〜

  1. 日野の宗教法人による違法な土砂投棄について。初動に問題は無かったのか。石川の濁りによる水道局の損害額は。台風時に土砂災害による避難勧告を出さなかったのは危機管理上どうか。捨て得・逃げ得を許さず、必ず事業者に原状回復させよ。
  2. URは団地再生事業で南花台団地の30〜46棟を解体し集約すると発表した。市の考えを聞く。住民の不安を取り除け。
  3. 住宅リフォーム助成制度を創設し、人口減の歯止めと地域経済の活性化を。
  4. 長野北高校が来年度も定員割れになると廃校対象になる。市として協力できることを探れ。

 だばなか 大介 議員  12月12日(月)  13時半頃〜

  1. 高齢者が100円でバスに乗れる堺市の「おでかけ応援バス」のような制度を。バス路線のない場所にお住まいの方にはデマンド式の乗り合いワゴンや、タクシー券の発行を。河内長野市が過去に行っていた「高齢者バス等優待乗車券」は、バスもタクシーも選ぶことが出来た。復活すべき。
  2. 将来を見越しても小山田口交差点の抜本的改良は必要。長期的な視野での市の方向性を聞く。
  3. 中学校給食を全員喫食の完全給食にすべき。食育とは何か。弁当を基本にしている教育委員会は、全国にどれだけあるのか。

 かどの 雄一 議員  12月12日(月)  14時半頃〜

  1. 今回「市空き家等の適正な管理に関する条例」の制定で、これまで改善されなかった千代田南町・楠町・緑ヶ丘の空き家に茂る樹木・竹などの伐採は解決できるのか。 相談窓口は一本化し、組織再編で迅速に解決できるように。
  2. 「奥河内くろまろの郷」は、本来の主旨である農業振興と地域活性化の拠点に。「道の駅」の申請は。「おいしい新鮮な野菜がより安く買える」と言われる直売所に。花の文化園と直売所の定休日をあわせよ。
  3. 市歴史文化基本構想ができ、文化財の保存と活用はどうなるのか。文化財の管理・保存は寺社と講・氏子など市民が苦労して行っている。市文化財指定されていない文化財の実態調査を。

 宮本 さとし 議員  12月12日(月)  15時頃〜

  1. 教育委員会はチャレンジテストについてどのように考えているのか。
  2. 府道及び府の事業に関連して。
    (1) ふるさと農道事業は引き受け後の維持費削減に向け仕様見直しを。
    (2) 府道加賀田片添線の国道371号バイパスとの交差付近から加塩バス停付近の道路拡幅整備を。
    (3) 371旧国道の新町橋交差点は右折信号を設置するなど安全対策を。
  3. 指定緊急避難所として位置づけられている小中学校において、受け入れ箇所は体育館に限らず、状況に応じて柔軟な対応を。

どなたもお気軽に傍聴へ

 本会議の傍聴入り口は、市役所来庁者駐車場側入口を入ってすぐ右側です。
 委員会は、議会事務局でお尋ねください。
 
 予定時間は多少前後することがありますのでご了承ください。

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