2016年9月議会報告

2016/10/8
 河内長野市9月市議会が9月1日から27日までの日程で開かれました。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

島田新市政がスタート

住民の願いは福祉、くらし・教育、景気回復 7月の市長選挙で、日本共産党が自主的に支援した島田智明氏が当選しました。約7000票もの大差をつけての島田市政誕生は、前市政が市民の願いといかに乖離していたかを示しています。日本共産党は、こうした市政の改革を願う市民の願いに応える立場で、9月議会に臨みました。
9月1日に始まった市議会で市長は所信を表明しました。初日の市議会傍聴席は満杯で、市民の関心の高さがうかがわれました。
 初議会を通じて島田市長は答えにくい質問に対しても自ら答弁に立つとともに、解らないことに対しては「解りません」と答えるなど、誠実な答弁でした。
 日本共産党は代表質問で、まず憲法や地方自治に対する市長の基本姿勢を訪ねました。島田新市長は「地方自治法は憲法の基本原則の一つである国民主権をその基礎としている。住民福祉の増進を図り、地域における行政を自主的、総合的に実施する」と答えました。「地方自治体の仕事は、福祉の増進ではない」とした前市長時代から、ごくあたり前の市政になったと言えます。また原発問題については「地震国である日本において原子力発電の推進は課題が大きい。私は脱原発を推進する」との答弁には傍聴席から拍手が起りました。
 H27年度の決算審議では、前市長のトップダウン施策と市民からも評判が良くなかった、まちづくり協議会や市長街角トーク、奧河内戦略、テラコッタドールなど様々な点において「市民目線のものに、市民のみなさんの声を聞きながら形を変えていく」との答弁がありました。

 公共交通の充実など公約にありながら具体的施策がまだ見えないものや、日本共産党とは根本的な考えの違いがある分野もありますが、日本共産党市会議員団としては総じて新年度に期待できる船出の議会であったと評価しています。
フォレスト三日市事件 特別委員会が発足へ

 「フォレスト三日市」内のジム・プールの指定管理者が、昨年12月市との約束を守らず2200万円を他の支払いに流用した事件(現在破産手続き中)の原因究明と再発防止のため、市議会は特別委員会を設置しました。

無許可搬入土砂が石川に流出

 日野にある宗教法人の敷地に無許可で運び込まれた土砂が崩落し、石川が濁っている問題について、日本共産党市会議員団は10月6日、大阪府に@水質検査を行うA事業者にこれ以上の土砂を持ち込まさず土砂の撤去と崩落防止対策を行わせることなど申し入れました。


日本共産党市会議員団の質問より

島田新市政について聞く ・・・ にわ実議員が代表質問 

<質問>
 市長は詳細な市行政運営の経験はお持ちではないが、市政改革を期待する市民も多い。どうお考えか。

<市長の答弁>
 経験はないが本市を発展させたい気持ちは誰にも負けない。4年間初心を忘れず頑張りたい。


<質問>
 市長退職金について、どう考えているか。

<市長の答弁>
 給与は3割削減と退職金ゼロで4年間の報酬全体を低く押さえたいので4年の任期期間は支給しない。


<質問>
 選挙時に公約された「河内長野17ヵ条の大改造計画」の中で早急に実行して欲しい施策について具体的な考えを聞く。
  1. 若い世代と高齢者世代の住み替え
  2. 買い物・通院に便利なコミュニティバスの充実
  3. 子ども食堂
  4. 中学校弁当給食と食育問題
  5. 非正規職員の待遇改善
<市の答弁>
  1. 「移住・住みかえ支援機構」やその協賛会社などとの連携強化や、「マイホーム借り上げ制度」の啓発など多くの人が参加しやすい環境をつくり移住・住み替えを提案していきたい。
  2. 地域乗合タクシー「くすまる」を参考に交通事業者と連携し検討したい。
  3. 共働き世帯も意識し、幅広く子どもの居場所づくりの一貫として考えている。
  4. 食育推進計画に基づき進め、学校給食の在り方と食育推進についてはあらためて実態把握に努める。
  5. 非常勤嘱託員の給与は正規職員の給与を見て適切な額にしたい。臨時的任用職員の賃金は府内最低賃金の改定があり見直したい。

<質問>
 人口減に歯止めをかけ、子育てしやすい街づくりを。「住宅リフォーム助成制度」の創設を。

<市の答弁>
 経済活性化としての住宅リフォーム助成制度は難しい。転入・定住対策としては検討の余地がある。


<質問>
 保育所待機児童をなくす策は。

<市の答弁>
 年間通じて待機児童ゼロにするには、私立保育園の定員増や私立幼稚園の認定こども園への移行などで解消したい。


<質問>
 格差を縮小し貧困の再生産がされない地域社会を。国民健康保険料抑制のため国庫補助率の引き上げ要望と市一般会計からの支出増額を検討せよ。

<市の答弁>
 国への要望は引き続き行う。一般会計からの支出増額は適切ではないと考えている。


<質問>
 小中学校の普通教室に早期にエアコン設置を。

<市の答弁>
 設備を現状調査し整備手法の検討など進めている。平成31年より早く整備できるよう努力する。

教育長の進退について ・・・ だばなか大介議員が質問 

いつか来た道<質問>
 市長選挙で現職の市長が市民の審判を受け、新市長が誕生しました。市長が交代した場合、特別職が辞職するのは政治の常識でありマナーと思いますが、教育長はどうお考えですか。

<市の答弁>
 教育委員会は教育行政における執行機関で、この分野における最終的な執行権限をもっており、政治的中立性が確保されているものなので、市長の交代があったとしても、制度的には任期満了までその職務に当ることが求められる。


だばなか議員は、今回の選挙戦の中で、教育現場からは課題を次々押しつけてくる教育長に、交代を求める声をたくさんお聞きした。保護者からは、中学公民教科書に(戦争に行く子どもを育てると問題のある)育鵬社を採択した不安の声と、子どもにこの教科書で学ばせたくないとの声をたくさんお聞きした。
 いまの教育委員会は、現教育長のもとで暴走している。昨年末に出された「教育大綱」は戦前の教育を反省せず、お国に役立つ人材づくりをめざすもので、河内長野市の教育方針を極めてゆがんだものにしている。再度、、ご自身の立ち振る舞いを見直していただきたいと述べました。 

豪雨対策について ・・・ にわ実議員が質問

<質問>
 安全で住みよい街づくりについて。河内長野市での水位計、雨量計を適所に配置し、市民にその情報を知らせる体制はどうなっているか。

<市の答弁>
 水位計4個、雨量計16個を設置し、避難基準になればエリアメール、防災情報メール、市のホームページ、防災行政無線、広報車などで周知している。

介護予防・日常生活支援総合事業について ・・・ 宮本さとし議員が質問 

 <来年度からスタート>

<質問>
 介護離職・入所待ち・介護労働者不足の実態は。

<市の答弁>
 全国で介護離職者は毎年10万人前後発生している。入所待ちは要介護3以上で15万人、介護人材も5年後には25万人必要と推計されている。市内においては入所待ちは同条件で121人ですが、その他の状況はつかみ切れていない。


<質問>
 新総合事業になり現行サービスの維持確保は約束できるのか。

<市の答弁>
 現行の予防給付に相当するサービスはこれからも高いニーズがあり、サービスの質を低下させないように継続実施する。さらに専門性の低いサービスについては地域住民や団体が担い手となりサービスすることで利用者にとっては選択の幅が広がり、負担軽減も図れることからサービスが充実すると考える。


宮本議員は、国のガイドラインでは介護予防・生活支援サービス事業の対象者は「改正前の要支援者に相当する者」と明確に示され、対象者が広がることを前提にはしていません。介護従事者に無資格者を増やし専門性が薄まります。
 住民の「助け合い」という課題については公的介護サービスの「受け皿」では無く、現行サービス利用を前提に、さらに地域における支えあいなどを促進するものとして位置づけるべきです。これからも現行サービスの質が低下することのないよう求めていきます。

選挙の投票困難者対策 ・・・ 宮本さとし議員が質問 

 期日前投票所の増設を

<質問>
 投票率向上に向けどのような対策をしているのか。

<市の答弁>
 42カ所の内31カ所まで土足可能、ほとんどの投票所でスロープの対応も進んできた。引き続き環境整備に努めたい。


<質問>
 高齢化にともない投票困難者も増える、対策は。

<市の答弁>
 移動支援の研究や郵便投票の要件緩和など国にも申請したい。


<質問>
 対策の一つとして期日前投票所を駅前などに増設をしてはどうか。

<市の答弁>
 二重投票防止やネットワーク、仮説費用の問題など課題も多いが、課題解決に向け検討は進めたい。


<質問>
 選挙出前講座は各高校へ積極的に。

<市の答弁>
 出前授業など全高校対象に定期的に開催していきたい。


宮本議員は、「投票率アップのため期日前投票が全てだとは考えていないが当面考えられる方法としては有効な手段であり、将来ではなく、すぐにでも取り組むべきではないか」と再質問したのに対し、当局は、「必要性は理解する。早急に近隣市にも学びながら検討したい」と答弁しました。 

野良猫対策に支援を ・・・ だばなか大介議員が質問 

<質問>
 野良猫の実態を把握しているか。地域の野良猫対策の実態を把握しているか。

<市の答弁>
 なかなか実態把握には至っていない。藤井寺の動物管理指導所の情報と地域から寄せられる相談などにとどまっている。困っている地域があることも認識している。情報収集に努める。


<質問>
 野良猫に避妊手術助成の復活など支援施策を行うべき。

<市の答弁>
 以前は助成金制度を行っていたが、野良猫の収容数が減ったので、財政事情もありH17年に廃止した。飼い方指導や啓発に努める。


<質問>
 啓発には限界がある。ボランティアで避妊手術してくださっている方々がおられるが、非常にお金がかかる。ぜひ助成金を復活して頂きたい。また、松原に格安で避妊手術をして頂ける動物病院があると聞く。過去に河内長野にも居られたと伺っているが、野良猫に限り格安で手術してもらえないか、市内の動物病院にお願いに回ってはどうか。

<市の答弁>
 相手のあることだが、あたることは可能なので研究と対応はする。

空き家条例について ・・・ だばなか大介議員が質問 

<質問>
 12月議会で市独自の空き家条例を提案されると聴いている。今、放置空き家で市民が困っている現状に即して、問題解決できる条例にすべき。

<市の答弁>
 国で空き家の特別措置法が施行され、税情報等が活用できる(所有者が特定できる)ようになった。いまこれに基づき取り組んでいる。しかし、指導しても改善されない事例もあるので、他市の取り組みやどのような法律で対応できるのか対策に取り組みたい。 
放置空き家サニータウン 放置空き家千代田南町

「ノバティながの」活性化を ・・・ かどの雄一議員が質問

ノバティながの<質問>
 「ノバティながの」を活性化するためには、店舗の空き床の解消と新たな空き床をつくらないことだ。空き床は全体でいくらあり、市が株主の河内長野都市開発株式会社の所有床・管理床はいくらか。解消のメドはあるのか。
 また、今以上の店舗の撤退があってはならないが、どのようになっているか。

<市の答弁>
 ノバティながのは商圏人口の減少、少子高齢化による消費構造の変化、ロードサイド店との競合など厳しいものがある。
 8月末現在の空き床率は全体で4・2%です。そのうち河内長野都市開発株式会社の分は2・1%です。現在、空き床解消の具体的なメドはたっていない。市も空き床の解消は最重点事項としており、河内長野都市開発株式会社に対し助言指導、側面的支援を行っていきたい。現在、店舗の撤退は聞いていない。

千代田駅外へ多目的トイレの設置を早急に! ・・・ かどの雄一議員が質問

<質問>
 千代田駅の外側へ多目的トイレを早期に設置してください。駅を拠点に観光振興を充実させ交流人口を増やすため、また障がい者のためにも必要な施設です。設置場所と設計が終わっているが、着工が遅れているのはなぜか。

<市の答弁>
 トイレの設置場所は千代田駅西側広場に決まり、詳細設計もできている。しかし、トイレの建設費(約4千万円)は国の補助金が無く市単独費となり財源確保に苦慮している。だがトイレは早期の設置が望ましいと認識しており、今後は予算確保に努めたい。

第二楠東橋を架け替えよ! ・・・ かどの雄一議員が質問

<質問>
 架設後80年以上たっている南海高野線の第二楠東橋を架け替えよ。橋は大地震に耐えられるのか。またこの橋の近辺道路の路肩は非常に傷んで、でこぼこしている。早急に改善し車が対向できるようにせよ。

<市の答弁>
 この橋は昭和2年に架設され89年が経過している。平成21年度に橋脚や桁の補強工事を実施した。橋梁使用上は特に問題はないが、いくらの震度に耐えうるのか明言はできない。今後、架け替えも含めた最良の対策を講じたい。
第二楠東橋につながる東側の道路は、舗装の打ち換えと路肩の改良を計画している。工事の実施は10月頃の予定です。
 第2楠東橋傷んだ道路

悦過坂の見通しは ・・・ にわ実議員が質問

<質問>
 市道広野高向線の通称「悦過坂」の拡幅工事完成の見通しは。

<市の答弁>
 今年度に着手できるよう努力する。


高座椅子 喜ばれています

 錦渓苑 120脚  あやたホール 20脚

 これまで日本共産党は、錦渓苑に高座椅子を置くよう繰り返し求めてきました。地域の老人会からも市に要望書が出されていました。
 このたび、ようやく座椅子が設置でき、みなさんから喜びの声が届いています。
高座椅子 高座椅子 高座椅子 収納状態


日本共産党 代表質問

 にわ 実 議員  9月12日(金)  11時頃〜

  1. 約7000票の大差で現職市長が敗れ新市長が誕生した。これは市政が市民の願いと大きく乖離していた事を示すもの。その市民の願いに沿って市長公約について聞く。
  2. 市長が選挙時に公約した「河内長野17ヵ条の大改造計画」について。日本共産党が賛同できるものとして早急に実行して欲しい施策は、@若い世代と高齢者世代の住み替えA買い物・通院に便利なコミュニティバスの充実B子ども食堂C中学校弁当給食と食育問題D非正規職員の待遇改善。具体的な考えを聞く。
  3. 憲法と民主主義などについて、市長の考え方を聞く。@憲法と民主主義を市民の暮らしの隅々に活かす事A地方自治法で「自治体の仕事は住民福祉の増進」となっているがどう考えているかB非核平和都市宣言についてC核兵器や核施設(原発関係)について。
  4. 人口減に歯止めをかけ、子育てしやすい街づくり、市民の願いに応える街づくりについて。@地域産業活性化に向け「住宅リフォーム助成制度」創設をA待機児解消は保育所を増設する事ではないか。
  5. 格差を縮小し貧困の再生産がされない地域社会で、持続可能な社会を。@国民健康保険料の抑制をAブラック企業規制条例や公契約条例の制定を。
  6. 安全で住みよい街づくりについて。@台風等で河川の水位や雨量などの危険情報をどのように早く市民に伝えるかA悦過坂の拡幅工事の完成見通しは。
  7. 小中学校の普通教室に早期にエアコン設置を。

日本共産党 個人質問

 かどの 雄一 議員  9月13日(月) 13時半頃〜

  1. 千代田駅外の多目的(多機能)トイレの設置ついて。駅を拠点に観光振興を充実し、交流人口を増やすためにも必要な施設。設置場所と設計が終わっているが、なぜ工事着工が遅れているのか。
  2. 南海高野線に架かる第2楠東橋は架設後80数年たっているが大地震に耐えられるのか。橋近辺の道路(市道楠鳴尾線)は非常に痛んでいる早急に改善すべき。
  3. 「ノバティながの」活性化対策について。空き床の現状・解消策、新規撤退の防止策は。

 宮本 さとし 議員  9月13日(金) 14時半頃〜

  1. 各選挙時の投票困難者対策等について。高齢化にともない現状の投票所のままでは投票困難者が増えるのでは。期日前投票所を駅前などに増設してはどうか。
  2. 来年度よりスタートする介護予防・日常生活支援総合事業について。 介護離職・入所待ち・介護労働者不足の実態は。新総合事業になり事業者や市民にとって何が変わるのか。現行サービスの維持確保を。

 だばなか 大介 議員  9月13日(金) 15時半頃〜

  1. 市長選挙で現職の市長が市民の審判を受け、新市長が誕生した。市長が交代した場合、特別職が辞職するのは政治の常識でありマナーと思うが、教育長はどうお考えか。
  2. 予定されている空き家条例は、今市民が困っている放置空き家の現状の問題を解決できるものに。
  3. 野良猫対策について。野良猫の実態、地域の野良猫対策の実態を把握しているか。避妊手術助成の復活など支援施策を行なうべき。

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