2016年9月議会のおしらせ

2016/9/8
 河内長野市9月市議会が9月1日から27日までの日程で開かれています。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

島田新市政がスタート

 7月に市長選挙が行なわれ島田智明新市長が誕生しました。日本共産党は、約7000票もの大差で現職市長が敗れたのは、これまでの市政が市民の願いと大きく乖離していた結果であるとの立場で、市民の願いに沿って市政が刷新されるように取り組んで参ります。
 9月1日に始まった市議会で市長は所信を表明しました。1日、市議会の傍聴席は満杯で、市民の関心の高さがうかがわれました。
 所信表明の中で島田市長は、少子高齢化の進行により、大阪府下では今後最も”消滅の危機“にあるとされる河内長野市を、人口減少を食い止め活性化させるため全力を尽くすと述べ、そのための以下の6つの柱を示しました。
  1. 「市政の改革」 ”身を切る改革“を自ら率先して進めるため、市長の給料の30%削減を既に専決処分した。
  2. 「高齢者福祉の充実」 生涯安心の街づくりを進める。
  3. 「子育て」 子育てと仕事が両立できる施策の充実。
  4. 「観光」 市の持つ豊かな歴史文化資源を活かし、知る・体験・交流型の観光を振興する。
  5. 「行政経営」 市民・民間で出来る物は極力アウトソーシングしてコスト圧縮に努める。
  6. 「役所」 満足度の高い行政サービスで、職員は市民から頼られる存在に。
    また、高速道路網の整備と企業の誘致、観光振興をはかり本市への転入・定住促進に努める。
 所信表明に対しては、12日の代表質問、13日の個人質問で日本共産党はじめ各会派から質疑が行われます。日本共産党は、賛同できるものと意見の違うものがある中で、当面の一致点では市政をより前進させるよう、取り組んで参ります。 
フォレスト三日市事件 特別委員会が発足へ

 「フォレスト三日市」内のジム・プールの指定管理者が、昨年12月、市との約束を守らず2200万円を他の支払いに流用した事件(現在破産手続き中)の原因究明と再発防止のため、特別委員会を市議会として立ち上げることが幹事長会議で決まりました。

学校を統廃合!?

 9月議会に「学校教育のあり方検討委員会」と称する委員会を設置する議案が出されています。この委員会は、学識経験者・学校長・PTA関係者など8人で構成され、少子化のもとでの統廃合や小中施設一体なども視野に入れた学校のあり方を審議し、答申するとしています。
 しかし、学校のあり方は、地域住民の声こそ反映すべきものです。統廃合ありきで答申を求める教育委員会のやり方は許されません。


日本共産党 代表質問

 にわ 実 議員  9月12日(金)  11時頃〜

  1. 約7000票の大差で現職市長が敗れ新市長が誕生した。これは市政が市民の願いと大きく乖離していた事を示すもの。その市民の願いに沿って市長公約について聞く。
  2. 市長が選挙時に公約した「河内長野17ヵ条の大改造計画」について。日本共産党が賛同できるものとして早急に実行して欲しい施策は、@若い世代と高齢者世代の住み替えA買い物・通院に便利なコミュニティバスの充実B子ども食堂C中学校弁当給食と食育問題D非正規職員の待遇改善。具体的な考えを聞く。
  3. 憲法と民主主義などについて、市長の考え方を聞く。@憲法と民主主義を市民の暮らしの隅々に活かす事A地方自治法で「自治体の仕事は住民福祉の増進」となっているがどう考えているかB非核平和都市宣言についてC核兵器や核施設(原発関係)について。
  4. 人口減に歯止めをかけ、子育てしやすい街づくり、市民の願いに応える街づくりについて。@地域産業活性化に向け「住宅リフォーム助成制度」創設をA待機児解消は保育所を増設する事ではないか。
  5. 格差を縮小し貧困の再生産がされない地域社会で、持続可能な社会を。@国民健康保険料の抑制をAブラック企業規制条例や公契約条例の制定を。
  6. 安全で住みよい街づくりについて。@台風等で河川の水位や雨量などの危険情報をどのように早く市民に伝えるかA悦過坂の拡幅工事の完成見通しは。
  7. 小中学校の普通教室に早期にエアコン設置を。

日本共産党 個人質問

 かどの 雄一 議員  9月13日(月) 13時半頃〜

  1. 千代田駅外の多目的(多機能)トイレの設置ついて。駅を拠点に観光振興を充実し、交流人口を増やすためにも必要な施設。設置場所と設計が終わっているが、なぜ工事着工が遅れているのか。
  2. 南海高野線に架かる第2楠東橋は架設後80数年たっているが大地震に耐えられるのか。橋近辺の道路(市道楠鳴尾線)は非常に痛んでいる早急に改善すべき。
  3. 「ノバティながの」活性化対策について。空き床の現状・解消策、新規撤退の防止策は。

 宮本 さとし 議員  9月13日(金) 14時半頃〜

  1. 各選挙時の投票困難者対策等について。高齢化にともない現状の投票所のままでは投票困難者が増えるのでは。期日前投票所を駅前などに増設してはどうか。
  2. 来年度よりスタートする介護予防・日常生活支援総合事業について。 介護離職・入所待ち・介護労働者不足の実態は。新総合事業になり事業者や市民にとって何が変わるのか。現行サービスの維持確保を。

 だばなか 大介 議員  9月13日(金) 15時半頃〜

  1. 市長選挙で現職の市長が市民の審判を受け、新市長が誕生した。市長が交代した場合、特別職が辞職するのは政治の常識でありマナーと思うが、教育長はどうお考えか。
  2. 予定されている空き家条例は、今市民が困っている放置空き家の現状の問題を解決できるものに。
  3. 野良猫対策について。野良猫の実態、地域の野良猫対策の実態を把握しているか。避妊手術助成の復活など支援施策を行なうべき。

どなたもお気軽に傍聴へ

 本会議の傍聴入り口は、市役所来庁者駐車場側入口を入ってすぐ右側です。
 委員会は、議会事務局でお尋ねください。
 
 予定時間は多少前後することがありますのでご了承ください。


新市営斎場 まもなく完成 10月から供用開始

 昨年の6月から工事が進められていました新市営斎場が完成間近となり8月31日に内覧会がありました。

 現状の斎場は建設後40年以上経過し、炉の老朽化と建屋の耐震化ができていないこともあり、建て替えが計画されてきました。もともと提示された概算予算が35〜6億円だったため、日本共産党は「あまりにも高すぎるのではないか、もっとシンプルなものへ」と変更を求めてきました。

 また、斎場において「通夜式もできるようにしてほしい」との市民の声もありましたが、民間においても安価な葬儀のメニューも増えてきたこともあり、ご遺体の霊安室を整備し、斎場はシンプルで建設費を押さえることで市民負担を減らすことに力点をおくよう繰り返し訴えてきました。

 結果、設計変更で造成部分の縮小も可能となり総工費20億数千万円となりました。事業を続けながらの工事となるため制約される面も多くあったと思いますが、比較的シンプルな作りとなっていると思います。
設置炉数 標準炉 4基
大型炉 2基(体格の大きい人)
動物炉 1基
 運用時間 火葬時間 60分
冷却15分と余裕をみて通常90分の運用
 主要諸室 お別れ室 4室
待合室  4室
待合ロビー 66席
授乳室、子供室
 使用料は15歳以上の市民のご遺体1体が、今まで2千円→2万円、愛玩動物は1500円→3千円と大きく上がります。使用料は激変すぎます。なお、市の霊柩車は無くなります。

 火葬時間が現状の半分に短縮されるため式場に戻らず斎場でお待ちいただくことになるようです。そのため授乳室や子供室も完備しています。今まで通り簡易な葬儀もあげることはできます。


 運営は市直営から指定管理者(富士建設工業)となります。きわめて個人情報が守られなければならない場所であり、ミスも許されないところです。指定管理者問題が続いたときだけに、もう少し慎重に検討すべきではないかと、日本共産党は斎場の指定管理者運用については反対しました。

 供用開始は10月1日からです。それ以降、古い建物の解体が始まり来年3月にはすべての完成となります。

ロビー

待合室

お別れ室

バックヤード 炉

霊安室


現在の斎場 (新斎場が供用開始後に解体され、新斎場の駐車場になります)

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