2013年12月議会のおしらせ

2013/12/05
 河内長野市12月市議会が12月2日から20日までの日程で開かれています。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

子どもの通院医療費助成 
 4月から 6年生まで拡充されます

 12月議会に当局から子どもの医療費助成を来年4月から小学校6年生まで拡充する条例改正案が出されました。
 先の9月議会では、5千筆余りの署名を添えて「医療費助成拡充を求める請願」が新日本婦人の会河内長野支部から出され日本共産党の5名と無会派の1名が紹介議員となり請願採択に頑張りましたが、他会派の反対により請願は否決されました。今回の拡充は、みなさんの運動と市民の声が実った成果です。
 「病院代が無く子どもが少々熱を出しても我慢させている」「ぜんそくの持病があり医療は切り離せない」「医療費助成の年齢の拡充を」など、切実な声が寄せられ、日本共産党は繰り返し議会でも取り上げて来ました。
 近隣市町村ではすでに中学校3年生まで助成を実施しているところもあります。ひきつづき、「子育て世代の応援」「子どものいのちと健康を守れ」とみなさんとご一緒に中学校3年生への拡充の実現にがんばります。

2.6億円 生活保護費横領事件
 市の管理責任を追及 …… 日本共産党

 11月25日に第4回の生活保護費不正支出問題の特別委員会が開かれました。

 事件当時、市は大阪府の監査から「14日以内に出すべき保護決定が1カ月以上放置されている」「保護世帯への訪問で被保護者が不在の場合、再訪問していない」「ケースワーカーが厚生労働省の基準に対して不足している」と指摘を受けており、十分な福祉事務所業務が行えていませんでした。日本共産党は府の監査からの指摘を踏まえ「なぜ経理とケースワーカーの兼務が行われたのか」の背景と実態について追及しました。

個人への責任転嫁だけでは許されない
 実態を無視した市の人事こそ問題


 質疑の中で、事件が起こった平成21年1月には国基準で11人配置されるべきケースワーカーは8人しか配置されていないことが明らかになりました。
 しかし市の人事課はいまだに適正配置に努めてきたと主張しています。その根拠としている中身は、産休中の人や実際にケースワーカーの仕事をしていない人も配置人数にかぞえています。
 日本共産党が、結果を見ても適正配置ではなく、実態を無視して職員を削りに削ってきた事に、政治的・組織的問題があると指摘しましたが、市は個人の資質の問題にすり替えようとしています。
 組織的な原因を認めないままでは再発は防止出来ません。

 日本共産党は、引きつづき異常な組織体制を正し、福祉の心を持ったまっとうな市役所になるよう、この12月議会でも全力でがんばります。


日本共産党 個人質問

 にわ 実 議員  12月11日(水) 10時半頃〜

  1. 子どもの医療費の助成制度、通院が小学3年生から6年生まで来年4月から延長される。
    請願内容は、中学卒業まで。見通しは。
  2. 緊急通報システムの普及状況は。条件に合わない市民が多い。改善すべきでは。携帯端末型の緊急通報システムを検討せよ。
  3. 住みよい安全安心の街づくり
    (1)南花台西小学校跡地利用案で、公民館機能移転とある。公民館機能は残すべきでは。
    (2)路線バスのフリー乗降、現在のフリー乗降区間は。また条件は。要望書が出ている住宅団地は。

 宮本 さとし 議員  12月11日(水) 11時頃〜

  1. 災害時避難行動要支援者(要援護者)の登録申請について進捗状況は、また6月の法改正による影響は。
  2. 河内長野市第5次総合計画の策定にあたり、策定の視点に「行政経営の視点」とあるがどういった内容か。
  3. 駅舎含め公共施設へのオストメイト対応はじめ多目的トイレの整備の促進を。またトイレマップの整備で市内外に情報発信を。

 たけとみ唱子 議員  12月12日(木) 11時〜

  1. 市の開発手続き条例は住民の立場にたったものに。
  2. インフルエンザ予防接種の補助対象を障がい児・者にも広げよ。
  3. 旧高野街道(旧三日市交番〜三日市町駅付近)の安全対策を早急に。

 かどの 雄一 議員  12月12日(木) 14時頃〜

  1. 生活保護費横領事件について。
    (1)原因は経理と電算システムの兼務、さらにはケースワーカーも受け持ったこと。そして不正を見逃したチェック体制です。この異常な組織になった原因はどこにあるのか。
    (2)市民の怒りは管理体制など市長の責任を問うている。しかし、この間の市長の発言は市民の思いとかけ離れている。個々人の責任に転嫁しようとしているのではないか。
    (3)今や河内長野市はまっとうな市政ではなく、組織として成り立っていないのではないか。その責任は誰にあるのか。
    (4)人こそ城であり宝。行政改革による職員の削減でなく市民に寄り添う職員の増員こそ行うべきではないか。
  2. 市町の埋め立て工事(市町プロジェクト)の件で河内長野市が訴えられている。訴訟の内容は。
  3. 柳風台第三公園をはじめ市内の公園は石ころがむき出しになっている。早急に改善せよ。

 だばなか 大介 議員  12月12日(木) 15時頃〜

  1. 赤峰トンネル西側出口から千代田短大の下までの区間に歩道の設置を。
  2. 学童保育の学年延長と時間延長(終了時間と学校休日の開始時間)を。
  3. 保育環境を後退させる、保育士配置基準の削減計画は撤回すべき。

どなたもお気軽に傍聴へ

 本会議の傍聴入り口は、市役所来庁者駐車場側入口を入ってすぐ右側です。
 委員会は、議会事務局でお尋ねください。
 
 予定時間は多少前後することがありますのでご了承ください。



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