2009年3月議会

2009/04/15

 河内長野市3月市議会が2月27日から3月27日までの日程で開かれました。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

芝田市長の初予算
高齢者バッサリ切り捨て

 3月議会では芝田新市長の初予算(一般会計301億円・特別会計299億円)が示されました。予算の内容は一部良いものがあるものの、高齢者に対して非常に冷たい内容になっており、日本共産党は修正を求めましたが、日本共産党以外の議員が反対し否決され、市長案が可決されました。

ムダな大型道路は中止し福祉まもれ
 予算修正案を提出 … 日本共産党

 いま、庶民や中小業者は先の見えない生活苦を強いられているにもかかわらず、政府は社会保障予算を削減し続け、さらには消費税の増税まで押しつけようとしています。この様な中で、地方自治体が果たすべき役割は市民の命とくらしを守ることです。さらに当市では人口減に歯止めをかける施策が必要です。
 市長は「河内長野で子どもを育てたい」「河内長野に住みたい」「河内長野を終の棲家としたい」などと言いながら、高齢者バス券の廃止、敬老祝い金の廃止、福祉センターの入浴の有料化、ガン検診の有料化の継続、市営住宅の事実上値上げなど、示した予算は言葉とは矛盾するものです。
 日本共産党は「まずムダな大型道路である『ふるさと農道事業』を中止させ、高齢者福祉の切り捨てをやめ、子どもの医療費助成を拡充する事で子育て世代の増加に努める予算にすべき」と予算に対して修正案を出しましたが日本共産党以外の議員が反対し、残念ながら否決されました。


「ふるさと農道」

市南部の自然豊かな山林を切り開きつくられている大型道路。一昨年、不安定な地盤の地域を無理に工事を推し進め、一人の青年の命が犠牲になりました。建設にかかる費用は当初80億円と言っていたものが108億円に増額。既に71億円がつぎ込まれ、さらなる事業費の増額が予想されます。
 実現するもの

◎全小中学校の教室に扇風機設置
◎全校舎の2次耐震診断
◎子ども医療費入院小6まで
◎中学校給食調査検討委員会設置
◎地デジ(公共施設電波障害)対策
◎妊婦健診 回まで助成
◎南海河内長野駅構内にエレベーター設置への助成
 改悪されるもの

●敬老祝い金の廃止
●高齢者バス等優待乗車助成の廃止
●福祉センター入浴料の有料化
●民間保育所運営補助金削減
●市営住宅家賃値上げ
●事業系ゴミ処理手数料値上げ

ノバティ 西友・南海撤退問題
河内長野駅前 「ノバティながの」

 昨年末、西友がノバティから撤退を表明し、それに次いで南海も撤退を表明しました。労働者、地元商店、買物する市民などに大きな影響を与えています。
 議会で市は、「サンプラザの1階・地下1階への出店が内定、7月オープンの予定。4階・5階の予定は定まっていないが11月にはフルオープンしたい」と答弁しています。
 今後も日本共産党は「都市開発株式会社」のあり方も含め、市民が利用しやすい駅前になるよう、みなさんとご一緒に頑張ります。


 労働者や地域経済を無視した大企業の出店・退店は政治が規制する必要があります。結局、今回苦しめられたのは市民であり地元商店です。大企業が儲けだけを追及することを可能にしてきた「ルールなき経済社会」をつくってきた政治の責任は重大です。
 日本共産党は、国会でも大企業の社会的責任を求め「ルールある経済社会」を目指しています。


日本共産党 代表質問

 にわ 実 議員     3月10日 午前10時〜

くらし応援財政再建両立で 住み続けたい街づくりを
1、来年度予算について
 (1)今日の不況は、この間の小泉「構造改革路線」や外需頼みが被害を大きくした。
   こんな時こそ、市民への経済悪化の影響を和らげ、雇用、社会保障、農業、中小企業商店を応援する予算にせよ。
 (2)市長の言う、体質改善型の改革とは何か。
 (3)予算書は市民生活の青写真です。真に市民生活を応援する施策を。
 (4)市民の関心が高い市営斎場改修について聞く。
2、ノバティながの「西友・南海」撤退問題について。
  駅前再開発事業をした市として、西友・南海に社会的企業責任をどう迫ったのか。
3、千早赤阪村との合併問題
 (1)合併協議会のテーブルにつく3つの条件は、崩れている。
   府は、「20億円しか出せない」と宣言した。
   今度は市長が判断のボールを投げる番。どうするのか。
 (2)大阪府の財政状況は厳しい。合併した他市の状況も「やめた方がいい」と言う、どうするのか。
 (3)合併問題で、議員全員協議会での発言と昨年9月議会での答弁は食い違う。どちらか。
 (4)総務大臣は、「市町村は、これ以上やるべきではない。かえって地域の文化を損なう」と述べ、
   地方6団体の代表も「平成の大合併は夢も希望もない合併」と言っている、この事はどう考えるか。
4、保育行政について。 今、国は直接契約を導入を企む。保育を「義務から関与」に変質、問題では。
5、住みよい街づくりについて
 (1)道路整備について
 (2)住宅用火災警報器について
 (3)市の共聴施設へのデジタル放送は
 (4)広域防災ネットワーク網について
6、日野谷損害賠償事件について

日本共産党 個人質問

 かどの雄一 議員     3月17日 午後4時半頃〜

1、誰もが安心して利用でき、安心して働ける介護保険制度にするための改善策について。
2、千代田駅前西側の元千代田スタジアム跡地利用とアスベスト問題について。
3、市民総合体育館の下足室の改善、授乳室とキッズルームの設置を。
  全ての体育施設にAEDの設置を。

 南 あきら 議員      3月17日 午後4時頃〜

1、「ノバティ」の管理会社と管理組合の役割と市の位置づけについて。
2、昭和29年の町村合併時に合併条件として市立三日市幼稚園が誕生した。
  市は廃止の方針を出しているが、三日市連合町会から反対の要望が出ている。
  廃止方針を見直せ。

 吉田 礼子 議員       3月17日 午後5時頃〜

1、ふるさと農道整備ではなく身近な生活道路・歩道の整備で安心・安全な街づくりを。
2、中学校給食の調査検討委員は公募をしてはどうか。
3、南花台防犯ステーション兼住民センター設置に関わって、
  固定資産税や日常の維持管理費など援助協力をしてはどうか。

 宮本 さとし 議員     3月17日 午後1時〜

1、美加の台地域におけるコミュニティセンターなど自治活動の拠点づくりについて。
2、市民(特に児童・生徒)の絵や写真などの作品は
  モックルバスや三日市フォレスト内情報コーナーにも積極的に展示を。

 だばなか 大介 議員  3月17日 午前10時〜

1、市営住宅について
 (1)値上げはするな。
 (2)小山田市営住宅廃止計画は住民同意を得ているのか。
2、公共交通について、下里地域での取り組みを聞く。
3、小山田交差点から小山田小学校間の通学路の早期拡幅を。





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