市議会報告 合併問題特集号 NO.2

何故そんなに急ぐのか?  合併協議会設置

 2月22日に河内長野市と千早赤阪村の合併協議会設置を議題とした臨時市議会が開かれました。
 日本共産党の質問で、住民無視の姿勢や、具体的なお金の話が不十分であること、将来のビジョンが無いことなどが、さらに明らかになりました。
 しかし日本共産党以外の議員が賛成し「合併協議会設置」が可決されました。
「市民に知らせる」 議会での約束も守らず

 12月議会で「合併協議会が設置されるまでの間、市民に情報を知らせよ」との日本共産党の質問に対し市は「広報などで知らせていく」と約束していました。しかし実際には1月広報は何も掲載されず、2月広報ではわずか10p四方の記事しか掲載しませんでした。日本共産党が追求すると「紙面の都合」「伝える内容は伝えた」など不誠実な答弁に終始しました。「市民に知らせる」という議会での約束も守らず市民無視で合併を進めようとする市の姿勢は明らかです。

府と具体的な約束は無し

 市は合併協議会を設置する前提条件として3つの条件を掲げ、これが満たされれば議会に提案するとしていましたが、質問の中で市は自ら「不十分」と答えました。さらに「3つの前提条件」を「3つの要望」と言い間違える場面も。
 市民に1円の負担もかけないとした根拠も無くなったことになります。

富田林との関係 まだ何も決まっていない

 千早赤阪村は消防・水道・し尿などの行政を富田林市の協力を得て行っています。これらの問題は話が付いているのかとの質問に対しても、まだこれからだと市は答えました。

いくらお金がかかるか わからない

 これまで3回の議員全員協議会が開かれてきましたが、合併にかかる費用は一切示されません。 
 市と村の水道管を繋ぐだけでも膨大なお金がかかります。
 市はこれらのお金について「合併協議会が始まらないと試算できない」と具体的な金額は一切口にせず、「いくらかかろうが全て府が出してくれる」と言っています。しかし、これらを取り決める府との文書等は何もありません。ただ市長が橋下府知事と会い(2月10日)「熱意を感じた」から大丈夫の一点張りです。
 残り任期わずかの市長が住民に隠れて、行き先不透明な合併を急きょ臨時議会を開いてまで進めることは異常事態と言うべきです。

村を助けるどころか 「村つぶし」

 河内長野市は千早赤阪村を助けるために合併をするといっていますが、同時に合併とは「究極の行革」だと言っています。究極の行革とは何かと聞くと、今、村にある役場はじめ の施設を5施設に減らすこと、160人いる職員(正職100人)を15人に減らすことと答えました。こんなことになった村に若い夫婦が引っ越してくるでしょうか、お年寄りが住み続けられるでしょうか。
 この合併は決して千早赤阪村を助けるものではなく、国・府が進める自治体つぶしに手を貸すものです。

今すべきは
 子育てしやすい 住み続けられる
    まちづくり

 今、住民のみなさんが望んでおられるのは強引な合併ではなく「子育て支援してほしい」「買い物に行く足がない」などくらし・福祉の充実ではないでしょうか。
 しかし市は、「行革」の名で市民に傷みだけを押し付けています。このため住民の不満がつのり、市の人口は減り続けています。
 これは市が「住民福祉の増進」という自治体本来の仕事を投げ捨てているからです。
 今、河内長野市がやるべき仕事は子育て支援を充実させ、若い世代に定住してもらう事や、モックルバスの充実など、老後も安心して住み続けられる街づくりです。

街の特徴を生かして

 河内長野市はベットタウンです。人口減や高齢化は市の財政基盤を揺るがす最重要課題です。
 一方で河内長野市には緑豊かな自然があります。自然の中で子育てしたいと望む若い夫婦もたくさんおられます。
 日本共産党は今後もみなさんと力を合わせ、街づくりに取り組んでまいります。

合併はまだ決まっていません
 - みなさんのご意見をおよせ下さい -


 合併協議会は合併の是非を問う場です。臨時議会ではほとんどの会派が「合併協議会は合併する・しないの是非を問う場」との立場を明確にしました。
 日本共産党の大まかな試算では、例えば3つの前提条件の内、千早赤阪村との間にバスを走らせた場合は3千万円/年(モックルバス同等)、堺への道路を作った場合110億円(371バイパス同等2.6q)かかると思われます。これらのお金を全て府が出すことは極めて不透明です。
 合併協議会では1200項目にわたっての調整項目があると言われています。日本共産党は、協議会でこれらの結果を出す前に市民に問題点を示し、市民の声を聞いて協議会を進めるよう求めていきます。
 今後も日本共産党は合併協議会の場で「倒産すると言っている市と村でうまくいくのか」「本当に市民に1円の負担もないのか」「合併のメリット・デメリット」などみなさんの疑問について明らかにするよう全力つくします。
 みなさんの疑問やご意見がございましたら、ぜひ日本共産党市議団にお寄せ下さい。

今までに寄せられた市民の声

◎合併して良くなる事も悪くなる事も、何も市民に知らされてないのに、合併についてどう思うかと聞かれても判断しようがない。
◎「3つの条件」を橋下知事が本当にやってくれるのか信用できない。
◎お金無いもの同士ひっついて、うまくいくとは思えないのだが。
◎千早はどうせなら富田林と合併する方が地理的にもいいと思うんだけど、なんで河内長野じゃないとだめなのか。  等々

※合併協議会

合併することの可否も含め合併に関する事項を協議する組織。
今回は21名(市長・村長・議員6人ずつ・学識経験者)で構成。日本共産党からは、かどの雄一議員が選出されました。 
【注】まだ合併が決まったわけではありません

※3つの前提条件

1、市民に財政負担をかけない
2、村とのアクセス問題の解決(道路?バス?)
3、新たな幹線道路の整備(堺への道路?高速道路?)


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