河内長野市3月市議会が3月4日から28日までの日程で開かれました。
日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。
みなさんの声が新年度予算で実現へ |
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「ふるさと農道」は中止し くらし守れ
予算修正案を提出 … 日本共産党
今、格差社会が顕著になる中、後期高齢者医療制度、介護保険、また、水道料金の値上げなど、公的負担が重くのしかかり、市民は悲鳴を上げています。
その中、市は財政が厳しいと、お年寄りが楽しみにしている「高齢者バス等優待乗車券」を5千円から3千円に減額、ひとり親家庭入院時食事代、保育所の保育料の値上げ、「ガン検診」の有料化など、市民負担を増やしています。しかし、その一方では「ふるさと農道」建設は見直しすらしようとしません。
日本共産党は、この様な予算に対し予算修正案を出しましたが、他の会派は「ふるさと農道」は必要と反対し、福祉や検診予算を削る予算原案を追認しました。
日本共産党は、厳しい財政状況の中でもムダを削り市民の暮らしを守りながら元気な街づくりへと全力つくします。
当初総額80億円、幅10mの道路建設が市南部の山を切り開き進められています。この道路には2mの歩道と反対側には植樹帯まで設置しています。市負担も27億円。完成すれば道路維持は市です。こんなムダな話はありません。
緑ケ丘通学路が全面開通!
19年間、違法に積まれた残土の崩落により通行できなかった通学路が、2月24日から小学生も通れるようになりました。粘り強い住民運動の結果です。
ムダをなくしくらし応援の予算で
若者もお年寄りも住み続けたくなる
元気で便利な街づくりを ・・・ 吉田礼子議員が質問
新年度予算はくらし守る予算に
<質問>
新年度予算には、75才以上の方を医療差別する後期高齢者医療制度事業の創設、ガン検診の有料化、市立天見保育所の廃止、保育料の値上げ、その一方で市民がほとんど利用しないふるさと農道整備事業(総額108億円)は継続する。市民のくらしが大変ななかで、ふるさと農道整備事業の凍結・中止や、入札の厳正な取り組みなどでムダをなくし市民のくらしを応援し市民に必要な子育て支援、くらし・福祉にこそ税金を使え。
<これに対し市は>
厳しい財政を理由にしてくらし切り捨ての市政を続けることを変えようとはしませんでした。
吉田議員は、引き続き、くらし守れるようにみなさんと一緒に頑張っていきます。
<質問>
市民との協働のまちづくりは計画の段階から市民参加出来るようにせよ。
<これに対し市は>
これまでのやり方をかえるとはなりませんでした。
私たちは今後今までのやり方を変えて市民を計画の段階から参加させるように頑張っていきたいと思います。
高齢者の命をおろそかにする国に未来はない
長寿を祝える社会を!
それこそが政治の責務だ ・・・ かどの雄一議員が質問
日本共産党はお年寄りいじめの後期高齢者医療制度の撤回をめざしています
<質問>
自民・公明の賛成で今年4月実施の75歳以上の方の「後期高齢者医療制度」は、お年寄りいじめの典型で、「年寄りは早よ死ねというのか」など怒りが広がっています。当市のこの制度の平均保険料はいくらか。又、保険料は2年ごとに改定され値上げされるのではないか。
<市の答弁>
当市の平均保険料は10万6349円です。また、保険料は2年ごとに見直されます。
(府下平均保険料が10万1449円で、それより4900円も高くなっています)
<質問>
生きるための最低限度の年金から保険料を天引きするのは非人間性そのものではないか。
<市の答弁>
保険料の年金天引きは、高齢者の納付の利便性と事務の効率化を目的にしたものです。
<質問>
この制度は75歳以上の方を医療差別するものではないか。
<市の答弁>
高齢者の特性に見合った外来診療を受けることや、長期の療養は在宅での療養生活を送れるように退院時の支援をする。
<解説>
このことは、いいかえれば高齢者は別医療、入院患者は早く退院させるもので、政府は2015年には2兆円、2025年には5兆円の後期高齢者医療費の削減を見込んでいます。
合併問題は情報公開の徹底を ・・・ 吉田礼子議員が質問
<質問>
「合併協議会」は合併の是非を問う場。市民の意見が反映できるように情報公開の徹底と説明会など取り組め。
<これに対し市は>
「合併協議会だより」は出すが、説明会を率先して行うとは言いませんでした。
その後、4月に出された「合併協議会だより」をみてもなんら具体的な内容は書かれておりません。このことからも市は市民に情報を知らせるという姿勢が見受けられません。
これからも、市民への情報公開を徹底させるよう頑張ります。
市民の命を守る救急医療体制を ・・・ 南あきら議員が質問
<質問>
本市でも救急の受け入れ先の病院が見つからず31回目の要請でやっと病院が決まったり、また、病院への要請が10病院以上であったものでも昨年1年間で69件にのぼっている。病院が消防からの要請を受け入れられない原因は医師不足である。これは小泉内閣の下「構造改革」で大幅な診療報酬の削減が行われたことが原因である。国は元に戻すよう緊急措置をはかるべきである。
本市として市民の命を守るため救急医療体制の再構築をはかれ。
<市の答弁>
医師不足であり府的に拠点病院作りをすすめ、府下の市長会を通じて要請する。
若者の未来に希望を! ・・・ だばなか大介議員が質問
若者の雇用について
<質問>
非正規雇用が拡大し、人間がモノや道具のように使い捨てにされ、若者が劣悪で先の見えない労働を強いられ「ネットカフェ難民」や「ワーキングプア」を生み出しています。
だばなか議員の質問で当市における青年層の所得は200万円以下の方が40.6%もおられることが分かりました。
だばなか議員は市が委託や派遣などに出している仕事で、偽装請負や二重派遣の実態はないのかと質問。
<これに対し市は>
無いとこたえました。
また、だばなか議員は「ポケット労働法」などの働く権利とルールを知らせるミニリーフを、成人式で配布せよと求めました。
保育料を値上げするな
<質問>
保護者に保育料値上げの通知が届けられ、怒りの声が上がっています。いま国政でも、子育て支援の強化が必要とされています。当市は子育て世代の人口流出が起こり、市の財政基盤をも揺るがしています。当市の人口減の約8割が 〜 歳の子育て世代です。そんな中、保育料の値上げは考えられない。中止せよと質問しました。
<これに対し市は>
「お金が無い」と答弁。
だばなか議員は、市は広報で一面的なデータを示し財政危機をあおる事で市民に痛みをガマンさせようとしている。これでは何も良くならない。人口減に危機感を持ち、「子育てしたくなる街づくり」が必要だと訴えました。
安心・安全な学校給食を! ・・・ 吉田礼子議員が質問
安全の確保を!
<質問>
ギョーザなど冷凍輸入食品の薬物混入が大きな問題になっています。今回当市の学校給食には問題の食品は検出されなかったが今後も安全を確保せよ。
<市の答弁>
対処する。
地産地消の取り組み強化を!
<質問>
これまでも地元のお米をはじめ野菜やくだものなどを学校給食に利用するよう取り上げてきたが、今後も取り組みを強化せよ。
<市の答弁>
この間、ミカンは100%・小松菜・地元でつくったみそ・年9回地元の新米を利用するなど地産地消をすすめてきている。今後も取り組んでいく。
中学校給食の実施を!
<質問>
富田林は全中学校で給食が実施されます。大阪狭山市や和泉市など中学校給食を行っているところに学び、当市でも実施を。
<市の答弁>
今のところ取り組まない。
吉田議員は、今後もみなさんとご一緒に食育の充実ためにも中学校給食実施に向け頑張ります。
ミニバスなど公共交通の充実は
日程の目標を持って早く具体化を ・・・ 宮本さとし議員が質問
<質問> |
計画段階から市民参加で取り組み、乗車率も好調な 鈴鹿市のC−バス |
河内長野の特徴を
活かしたまちづくりを ・・・ 宮本さとし議員が質問
<質問>
岩湧山の茅など文化財の資材の活用は地元の活性化を中心に流通、観光や環境保全といった総合的な見方で積極的に取り組め。
<市の答弁>
茅刈り取り原価と買い取り価格の逆転など課題が大きいが、伝統を絶やさないために他の部署とも連携深め観光・環境の観点から国・府へも積極的に支援を働きかけていく。
<質問>
市内の関連する資料館などはネットワーク化の促進で目に見えるものへ。
<市の答弁>
市内にある官民の資料館のネットワーク化をすすめ学校教育や観光にも活かし活性化に努めたい。
農業が続けられる価格保障
所得補償制度の充実を! ・・・ にわ実議員が質問
<質問>
日本の食料自給率は他の類似国と比較しても異常な %。農産物の価格暴落を放置していた事等で耕作放棄や高齢化による担い手減少が当市でもすすんでいます。政府が進める大規模拡大農業の押しつけは、当市の農業にとってはマイナス面である小規模農家切り捨ての悪影響だけが残りました。
- 水路改修に対し、材料支給だけでなく工事補助も国府も含めて検討せよ。
- 遊休農地は、本市で 。「農用地利用集積支援制度」など活用し、人口流出を止めるなど遊休農地を活用する事が考えられる研究・検討せよ。
- 価格保障や所得補償制度を国府まかせでなく検討せよ。
<市の答弁>
生産調整や認定農家など国の制度に従っている者にしか適用されないなど「とても市ではできない」と言うやる気のない答弁でした。
- 工事補助については、小さなものでも相談にきて欲しい。
- 集積支援制度の充実で考えている。
- 水田経営所得安定対策を周知させていきたい。
今後も農業問題を取り上げ続けます。
千代田・長野の窓口センターの
廃止計画をやめ存続を ・・・ かどの雄一議員が質問
<質問>
「『広報かわちながの』で千代田の窓口センター廃止を検討と書いている。市役所まで行けないので千代田公民館の窓口センターを利用している。なくなれば困る。残してください」という市民の声が届いています。この切実な声に応えよ。
<市の答弁>
最近、利用者が減っている。厳しい財政状況のもとで費用対効果の点を考えると廃止をも検討せざるを得ない。
寺元リハビリ病院建設は
周辺住民の声を取り上げ行政指導を ・・・ 南あきら議員が質問
<質問>
昨年11月、喜多町内に寺元医療リハビリ病院建設計画が判明した。予定地は法面の竹林で、敷地面積は3981u、延床4983.9uの5階建てで高さ29.6mと計画されている。ここは、石川に面し蛍が群生し、白鷺やウグイスが鳴き自然環境が豊かな場所である。
2月〜3月にかけ地元説明会があったが、周辺の人は、竹を伐採せず蛍が舞うこの場所を残し、建物は高野街道にマッチした景観にしてほしいと強く要望している。
国道からの進入路は「長野中継ポンプ場管理用通路」で幅員も狭く工事のダンプ・トラックの通行で他の車が通れなくなる。また、電波障害も発生する。
行政は開発指導で周辺に問題の起こらないようにせよ。
<市の答弁>
周辺住民と事業者間の話し合いが円滑に行っていけるよう市として指導していく。
地上デジタル放送について ・・・ 吉田礼子議員が質問
<質問>
地上デジタル放送への完全移行で、加賀田・唐久谷地域などではテレビが見られなくなるおそれがある。市民の不安を解消せよ。
<市の答弁>
国の方針が決まりしだい、わかりやすく説明をする。
検診できなかった人にも十分な配慮を! ・・・ にわ実議員が質問
長野町アスベスト公害 |
吉井英勝衆議院議員の現地視察 |
みなさんとご一緒に要望実現 | |
阪神淡路大震災以降から、個人住宅の建て替えにも補助金を出すべきと「住宅は福祉」の立場から主張し、04年12月や07年3月議会でも質問をしていました。 |
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府道三日市東阪線清見台北交差点周辺、三日市市営住宅跡地の場所に歩道が設置されました。 |
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壊れていたものが撤去され新しいベンチが設置されました。 |
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工事が進められている末広町急傾斜地防災工事が4期目までが完成し5期目が着工されました。 |
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三日市南交差点(ローソン前)に右折信号が設置されました。みなさんからも右折信号を設置してほしいとご要望を沢山お聞きしていました。 |
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ここは子どもたちの通学路で、南北の新しい道路の交通量も多く、見守り隊のみなさん方からも信号設置が待ち望まれていました。 |
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長年の要望でした、市道・小山田−高向線(通称・悦過坂)の拡幅工事が5月頃より始まります。土地取得ができたカーブ区間約80〜90mからです。 |
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加賀田小学校から南側の通学路の歩道の金網に穴が開いておりたいへん危険になっていました。 |
日本共産党 代表質問
吉田 礼子 議員 3月14日 午後1時〜
くらし応援財政再建両立で 住み続けたい街づくりを
1、いまこそ、誰もがこの街に生まれ育ってよかった、移り住んでよかった、住み続けたくなるようなまちづくりに取り組め。
2、新年度予算に関わる市長の政治姿勢について。
(1)新年度予算はくらしを守る市民本位にせよ。
(2)3月広報に書かれた市民との協働のまちづくりは、計画の段階から市民参加出来るようにせよ。
3、市民無視・議会軽視で進めようとする今の千早赤阪村との合併にかかわって。
(1)市民への資料提供などの情報の徹底についてどのようにするのか。
(2)説明会はどのようにするのか。
4、安全・安心の学校給食の取り組みを。
(1)センター方式での学校給食の安全の確保について。
当市は問題になっている輸入食品については使用していない旨の報告があったが、今後については、
出来る限り地元農産物を活用していくことが望ましいと思うが、どのような工夫をされているのか。
(2)地産地消の取り組みを強化せよ。
(3)今こそ中学校の学校給食の実施を。
富田林市では8つの中学校全校で学校給食が実施される。学ぶべきではないか。
5、地上デジタル放送導入に向けた要望書について。
(1)これまでの対応する地域は、どこにあるか把握しているか
(2)加賀田地域から地上デジタル放送導入に向けた要望書が寄せられている。どう対処するのか。
日本共産党 個人質問
かどの雄一 議員 3月17日 午後4時半頃〜
1、高齢者いじめの医療制度や介護保険制度について。
2、今も続いている千代田地域の不審火対策について。
3、千代田・長野の窓口センターの廃止はするな。
南 あきら 議員 3月17日 午後4時頃〜
1、喜多町に計画されている寺元医療リハビリ病院の新築工事について。
周辺住民の切実な要望を十分取り入れ配慮した指導を行え。
2、市民の命を守る救急医療体制の充実を。
にわ 実 議員 3月17日 午後5時頃〜
1、農業政策について。
2、アスベスト公害について。環境省の健康リスク調査について聞く。
3、公共の建築物・工作物の耐震化率について。
宮本 さとし 議員 3月17日 午後1時〜
1、公共交通ネットワーク事業は高齢化社会に向け街づくりの重要な課題。
地域が守り育てるバスへ、日程的な目標も持って促進を。
モックルバスの乗車状況は。利用促進と地域の声に応えられるよう充実を。
2、岩湧山の茅場など文化財の資材の活用は、文化財の保存だけでなく全国への流通の問題、
観光や環境保全と言った総合的な見方で市内外に広く発信を。
だばなか 大介 議員 3月17日 午前10時〜
1、非正規雇用が拡大し、人間がモノや道具のように使い捨てにされている。
(1)当市における非正規雇用の実態について聞く。
(2)市の非正規職員について聞く。
2、保育料の値上げをするな。