2007年3月議会

2007年度の予算を決める定例市議会が3月2日から30日まで開かれました。
日本共産党は、市民の声を取り入れ予算組み替えの修正案を提出しました。
議会の審議を通じて、日本共産党と他党との違いがハッキリしました。

日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

新年度予算は総額724億円
 定率減税が廃止され今年も住民税大増税

 今議会には新年度予算として、一般会計323億5千万円(前年度比3.2%減)、特別会計400億4600万円(同 15.1%増)、総額723億9600万円(同6.2%増)が提案されました。歳入では市民税や固定資産税などの市税が143億1987万円で前年度より10億4126万円増えています。これは定率減税が廃止されることや三位一体改革の税源移譲によりるもので市民の負担となる市民税が大増税されます。そして国からの地方交付税が1億1000万円、地方特例交付金が4億2000万円それぞれ前年度より減らされるなど国による地方政治切り捨ての影響がでています。

くらし・福祉を守る予算に
 ムダな公共事業「ふるさと農道」の予算をくらしに

◎障害者通所サービス利用時の食事負担補助
◎ひとり親家庭入学祝金の復活 … など

日本共産党が「福祉の心」を取り戻す
     予算修正案を提出

 9月市議会で宮本さとし議員は日本共産党河内長野市会議員団を代表して質問しました。

市民から苦しみ・怒りの声 署名や請願が届く

 いま「貧困と格差」が広がり、くらしは大変なものになっています。新年度予算審議にむけ市民から悲痛の声が寄せられました。
 自民党・公明党が強行した障害者自立支援法(これまでの福祉が利益とみなされ有料化)に苦しむ障害者や家族の方から、何とか市に助けてほしいと2月23日に1万5千筆の署名を添えた陳情書が市長に出されました。
 また市民から度重なる庶民大増税と国保・介護保険料の負担増に対し、なんらかの軽減策をと請願が出され、日本共産党議員団が紹介議員となり今議会に提出されました。

くらし削る予算原案

 市民のくらしが大変な中、市の示した予算の原案は一部良い所もありますが、昨年に引き続き市民のくらしを切り捨てる予算になっています。

 母子家庭などひとり親家庭などに対して小・中学校入学時に出されていた祝い金(2万円、総額320万円)がなくなっています。また、学校給食の食材費補助(児童1人当たり年55円…5円×11ヶ月)もカットされています。これらは市民いじめの「集中改革プラン」(行政改革)に基づくものです。貧困と格差がますます深刻になるとともに、子育て支援が求められている中で、これに反する予算になっています。

ムダな公共事業をけずって くらし・福祉をまもれ

 日本共産党は本当に大変な市民のくらしを守ることを第一の柱にして予算審議にのぞみ、今年度1億円も使うムダな公共事業「ふるさと農道」は凍結し、その予算をくらし・福祉に回す予算修正案(下図参照)を提出しました。

市民の願い くらし・福祉優先に 他の会派は反対

 日本共産党をのぞく全ての会派は、負担軽減を求める請願にも反対。日本共産党の修正案にも「ふるさと農道は必要」と反対し、市が出した、くらし削る予算原案を追認しました。

 今後も日本共産党は「たしかな野党」として、みなさんの声を議会に届け、国会でも市議会でもいまの「強い者がやり放題・弱いのは自己責任」の悪政を正すため全力でがんばります。


自民・公明の行った庶民大増税
   河内長野市民に
93億円!


負担軽減を求める請願に日本共産党以外の議員が反対
 自民・公明政治により庶民には増税、大金持ち大企業には減税の政治が行われています。庶民大増税により河内長野市民が直接受ける負担は3年間で93億円に上ります。また、「三位一体の改革」で市が国から受ける交付金なども64億円削られました。自公政治が河内長野市民に与えた痛みは157億円にもなります。

 いま、庶民の暮らしは大変なものになっています。今議会には負担の軽減を求める請願が市民から出されましたが、日本共産党以外のすべての議員が反対し否決してしまいました。
市は市民を守る防波堤と日本共産党が主張
 日本共産党は、定率減税の廃止だけで3年間の市民負担は81億8千万円。当然、第一の責任は国。しかし問われているのは市の姿勢。国と一緒になって市民への痛み押しつけを進めるのではなく、市が庶民増税などの国の悪政から市民を守る防波堤になることだ、本来の地方自治体のつとめを果たせと主張しました。

 しかし、日本共産党以外の議員は「定率減税分を除けば負担増になっていない」「市にもお金がない」と言って市民からの切実な請願に反対しました。

 今後も日本共産党は、くらし・福祉を守るため、全力でがんばります。

市の財政悪化を理由に
 市民や市職員に負担を転嫁するな
 ・・・ 南あきら議員が質問

 1990年代、市財政が豊かな時代の市庁舎・文化会館・市営住宅などの建設による借金返済が、いまピークを迎えている。さらに政府は地方交付税の削減などの「三位一体の改革」を押しつけ市財政を圧迫している。本市は昭和29年の市制施行後、2度、赤字再建団体に転落した。その苦い経験から地方行革をすすめ、市民や職員にも負担を求めてきたのではないのか。その一つには、ほとんどが民間委託であり、市職員削減と給与のカットであった。市職員の労働条件は守られているのか。現況を聞く。

1、職員数と給与の状況は、府内類似市と比べてどうか。
2、国家公務員と比べての給与水準はどうか。
3、職員採用を抑えて派遣労働やアルバイトが増えているがどうか。

<市の答弁>
 財政悪化は「三位一体の改革」で68億円の地方交付税削減の影響と、借金40億円の返済が当分の間続く。平成18年4月1日の職員数は、池田・富田林市と比べ人口千人あたり11.7人であり本市は5.9人になっている。人件費は歳出比で見ると36.3%で本市は28.8%である。ラスパイレス指数は99.0、年休消化は職員一人平均で平成17年度年間9.1日となっている。また、アルバイトを積極活用し補充してきた。

根本的な改善が求められる
  障害者自立支援法
 ・・・ 宮本さとし議員が質問

 障害者の団体から1万5千人を越える署名を添えて市独自の負担軽減策を求める要望書が提出されました。先の12月議会でも宮本市議は「市は障害者を応援する立場に立つのか、国の制度の問題だとして障害者にその負担をそのまま押しつけるのか」と質問。

 その間、政府は自立支援法の「特別対策」を打ち出さざるをえなくなりました。障害者、家族、関係者の運動が政治を動かしているあかしです。しかし、この政府が出した「特別対策」は、肝心の定率一割の「応益負担」には手を付けていません。
 障害が重い人ほど負担が重くなる。 そして生きるための福祉サービスも障害者の「受益」と見なし、受益の量に応じた負担「応益負担」を求める、このしくみに納得する訳にはいきません。

 当局は「障害者の対場に立って支援するのが自治体の役割だ」と答えるものの今議会でも独自の軽減策をもうけると言いませんでした。1万5千の署名の重みを受け、これからも根本的な解決に向け全力でがんばります。

平和への誓いを新たに
 95年村山談話を市長も踏襲 ・・・ 宮本さとし議員が質問

 我が国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り……多大の損害と苦痛を与えた」とする村山談話を市長も同じ認識とするところなのか、宮本市議は市長の歴史認識を問いました。

<市の答弁>
 それに対し市長は、村山談話で表した政府の歴史認識を踏襲する。さらには、あの戦争に突入した指導者の行いや、それを許した病弊(びょうへい・物事の奥に潜む問題)を検証し続けなければならない。外交の中に悲惨な戦争をくり返してはならないと答弁しました。

 昨年の9月・12月議会で「先の大戦を侵略戦争ではない。アジアの開放、やらざるを得なかった戦争だった」と持論を展開する勢力が議場に日の丸掲揚を条例で義務づけ、子どもたちにもその考え方を押しつけようとしています。過去の侵略戦争に学び二度とこの悲劇はくりかさないとしたこの決意を子どもたちに引き継ぐことが大人の責任ではないでしょうか。

駅のバリアフリー化を急げ ・・・ 宮本さとし議員が質問

 エレベーターの設置など各駅(特に 千代田駅東側・河内長野プラットホーム、美加の台駅のエレベーターの設置)のバリアフリーの促進をはかれ。

<市の答弁>
 鉄道事業者としてはその必要性は認識している。しかし対象となる駅が多いことから現時点でまだ具体化されていないが、河内長野駅はじめ他の駅についても早急にバリアフリー化に向け改善するよう事業者に強く働きかけていきたい。

南海河内長野駅ホームに
  早急にエレベーターを
 ・・・ にわ実議員が質問

 1日の乗降客数4万5千人、長野の玄関口の駅なのにエレベーターがありません。いつになるのか。早く設置せよ。

<市の答弁>
 具体的な時期は聞いていない。経費のかからない工法も含め強く要請します。

駅を快適に利用できるように ・・・ にわ実議員が質問

 駅トイレにトイレットペーパーは常識です。また、ゴミの分別収集も取り組むべきでは。

<市の答弁>
 ペーパー設置とゴミの分別収集も実施されるよう鉄道事業者に申し入れします。

耐震工事の補助を! ・・・ にわ実議員が質問

 近年、東南海・南海地震の発生が心配されています。耐震診断補助制度とともに耐震工事の補助制度を設けるべきではないか。

<市の答弁>
 耐震工事の補助は、先日、大阪府が制度を設ける事を発表したが、市も負担割合があり財政上困難。

<それに対し、にわ議員は>
 「予算を付けて制度を創れ」と要望しました。

下水道の普及とトラブルで
残っている工事困難地域の解消を
 ・・・ 南あきら議員が質問

 市街化区域内の下水道普及を平成22年に完成させるといって進めてきたが、借金の増大と工事困難地域との関係で遅れてきているが、どう解決するのか。

<市の答弁>
 下水道工事は、補助金・起債・負担金の予算ですすめているが、借金がふえている。対策として、投資的経費を削減して工事を減らしていく。汚水マスを個人地内に付けているが市内に12ヶ所114戸でトラブルがあり工事が出来ていない。地主の同意がないため接続できていない所もある。市としての解決策は持っていない。

日野谷を再び埋立地にしない対策を ・・・ にわ実議員が質問

 市は、昨年12月日野谷埋立不許可決定を出し、不服申立期間の60日間も過ぎました。日野谷は水道水源保護地域でもあるので、再び埋立地にならないような対策をすべきではないか。

<市の答弁>
 市の土砂埋立規制条例は、創って8年になる。いろいろ問題点もあるので強化する方向で改正案を考えています。

パチンコ店などの
 電飾広告パネルの規制を
 ・・・ かどの雄一議員が質問

 夜の11時過ぎまでこうこうと輝いているパチンコ店などの電飾広告パネルは電力消費による地球温暖化や、夜なのに明るすぎるなど住環境面でも問題がある。一定の規制が必要ではないか。

<市の答弁>
 今の電飾は省エネ型の照明(LED)になっている。しかし、必要以上の設置による電力消費は好ましいことではない。「光(ひかり)害」防止規制条例を制定している自治体もある。今後は先進市の取り組みを参照に対処したい。

健康支援センターの利用促進を ・・・ 宮本さとし議員が質問

 フォレスト三日市の健康支援センター利用促進のため、比較的すいている時間帯の利用料の割引や、バスの駅前乗り入れを機会にモックル号との連動で割り引き券の発行など考えよ。

フォレスト駐車場の改善を ・・・ 宮本さとし議員が質問

 三日市町駅前ビルの駐車場はこれまでも意見や要望を出し、すでに一部の手直しはすすめられている。さらに安全で車を止めやすい環境作りに努めよと取り上げました。

学童保育の土曜日の開設を ・・・ 吉田礼子議員が質問

 土曜日の学童保育開設は、働く保護者の切実な願いです。国の「放課後子どもプラン」に基づいて学童保育の土曜日開設をすると、補助金が今より増えます。これ以上の保護者負担をせずに土曜日開設をせよ。

<市の答弁>
 市の答弁は、土曜日開設についてはする方向。しかし、保護者負担を増額する事も検討すると回答。

<それに対し、吉田礼子議員は>
 国や府からの補助金制度について最近改定されたので、現在では河内長野市は学童保育の障害者施策が充実しているので補助金をたくさんもらえるのに、それをもらっていない事を指摘しました。

<がどの議員が予算委員会でも追及>
 かどの議員は後日の予算委員会でもこの問題を取り上げ追及。

 市は、保護者負担を増やさずに実施することも含めて検討すると答えました。

 今後も保護者のみなさんとご一緒に、これ以上の保護者負担増無しで土曜日の学童保育開設するようがんばります。

楠小学校学童保育の
  施設拡充を
 ・・・ かどの雄一議員が質問

 新年度、楠学童への入所希望者が80数名の予定です。現施設(下の部屋)では放課後の子どもの生活の場、遊びの場としては狭すぎる。安全面からも問題がある。一教室増やすなど施設を拡充せよ。

<市の答弁>
 80名を超える臨時定員での開設にあたっては、安全面も考慮する中で、下駄箱を外に出したり、畳を可動式にして少しでも部屋を広く使いたい。また、指導員の加配も行う。

放課後子どもプランの充実を ・・・ 吉田礼子議員が質問

 「放課後子どもプラン」について、市は、今年4月から1校で事業をはじめると回答しました。

 今後も、放課後の子どもの安全な居場所づくりにみなさんと共にがんばります。

学校図書館司書を全校に ・・・ 吉田礼子議員が質問

 学校図書館司書は、すべての小中学校に配置し、子ども達の豊かな感性を育てよ。

<市の答弁>
 それに対し市は、司書はすぐには拡充できないとの回答に終始しました。

 これからも学校図書館司書を拡充し、より良い学校図書館になるように、みなさんとご一緒に子ども達のために頑張ります。

若手芸術家の育成の充実を ・・・ 吉田礼子議員が質問

 ラブリーホールでのロビーコンサートで、若者の音楽家や芸術家を育てる事業は、市民から大きな期待が寄せられています。さらに充実せよ。

<市の答弁>
 それに対し市からは、これからも充実に向け努力するとの回答が得られたので、今後も充実するよう応援していきます。

寺ヶ池野球場の全面改修
 突然の凍結に市民の怒り
 ・・・ だばなか大介議員が質問

 これまで市が約束してきた寺ヶ池野球場の全面改修が利用者に何の説明も無いまま突然凍結された。昨年はグランド使用料が2.7倍になり、少年野球チームは会費の値上げを余儀なくされた。それでもなお全面改修があるからと我慢してこられた。野球場の老朽化は限界に来ており野球指導者は「少しでも子どもたちが野球が出来るようにと、雨の後はみんなでバケツやスポンジで水をかき出して使っている」。
 なぜ一言の相談も無いのか。市は利用者の声に耳を傾けよ。

<市の答弁>
 それに対し市教育委員会は「お金が無い。来年に、もう一度考える」としながら、
 「市の政策を決めるのに、市民と話し合いはしない」と答弁。

<それに対し、だばなか議員は>
 市民の声を聞かずして、市の政策や予算を決めることは出来ない。市はお上ではない。こんなことでは「市民との協力・共同は成立しない」とした上で、少年野球指導者が「わしはもう死ぬだけや、そやけど子どもには未来がある、子どもは宝や、せやから、わし、こんな事やってるんや」と言っておられたことを紹介。
 だばなか議員は、今回の質問すべてにわたって教育委員会にはこの心が決定的に欠けている。福祉の心を取り戻せと強く追及しました。

子ども達に遊び場を! ・・・ だばなか大介議員が質問

 小山田小学校付近には子ども達が自由に遊べる広場が無く子どもたちは困っていると、ある小学生の作文を紹介。
 その上で、市は「次世代育成支援対策」で子どもの居場所づくりに市の施設を使うと計画している。赤峰グランドなど市の施設を使えるようにせよと質問。

<市の答弁>
 市教育委員会は、小山田地域だけすることは出来ない。「放課後子どもプラン」(以後プラン)で対応すると答弁。

<それに対し、だばなか議員は>
 赤峰だけでなく、下里や大師グランドでもやればいい。また「プラン」は国の補助も出るので良いこと。しかし府が「プラン」の枠を400校(政令・中核のぞく)も用意しているのに当市はたったの1校だけ消極的だ。いったい、いつ小山田小学校で「プラン」が始まるのかと質問。

<市の答弁>
 市教育委員会は、まだ決まっていないと答えました。

危険な歩道整備の見通しは ・・・ 吉田礼子議員が質問

 南花台5丁目の歩道が改修されて、住民の方からたくさん喜びの声を聞いています。

 住民から、歩道が危なくて歩けないなどの苦情が出ている大矢船などの開発団地でも、傷んでいる歩道の改修を早急にせよ。

<市の答弁>
 市の答弁で、当面、応急処置としての早期の改修をする事になりました。

 今後は全面的な改修で、安全で歩きやすい歩道になるようにがんばっていきます。

緑ヶ丘からの通学路
 早急に小学生も通れるように
 ・・・ だばなか大介議員が質問

 下里残土の山崩落により、 年間閉鎖されていた通学路がこのたび再開されたが、周辺地権者が道路上にドラム缶を置き再開は中学生のみになっています。
 だばなか議員は、今もなお小学生は車の通る狭い道への遠回りを余儀なくされている。一日も早く再開せよと質問。

<市の答弁>
 市教育委員会は、法的手段も考えている。地権者には昨日(3月14日)撤去の要望書を送った。今後積極的に取り組むと答えました。

景観形成地の指定を ・・・ 南あきら議員が質問

 府道千早城趾線(東片添町地域から延命寺)の横を流れる小川(水路)が歩く人々によい眺めと憩われている。この地を市として景観形成地域に指定せよ。

<市の答弁>
 水路は景観形成の参考になる。マスタープランにのっとり進めていく。

悦過坂・よしや峠
  拡幅整備の状況は?
 ・・・ にわ実議員が質問

 通称「悦過坂」と「よしや峠」の進捗はどうか。

<市の答弁>
 「悦過坂」は、一部用地買収が残っているがカーブ区間80mから先行したい。
 「よしや峠」は、大がかりな工事になるので現在では予定はありません。

<それに対し、にわ議員は>
 早期に工事を! よしや峠はまず工場前を広げよと要望しました。


 障害者自立支援法で「人間らしく暮らせない」
 1万4665筆の署名とともに
  市独自の軽減策を求める陳情

 2月23日に「障害児・者を守る会」の方が市長に対し、1万4665筆の署名を添え、障害者に対する市独自の軽減策をつくるよう陳情書を出されました。
 政府、自民・公明党が強行した「障害者自立支援法」により『障害者が作業所で1ヶ月働いて2千円稼ぐのに、サービスと称し利用料を2万円払わないといけない』など障害者や家族の方が大変な目にあっています。
 いま、障害者や生活保護世帯など、本来社会が守るべき弱者に対する社会保障が「自己責任・応益負担」などすり替えられています。
 日本共産党は、国には全ての人が人間らしく暮せるように憲法25条を守らせ、市には市民・福祉を守る最後の砦となるよう全力を尽くします。

 市民団体から寄せられた請願

◎住民税・国民健康保険料・介護保険料の負担増に対する独自軽減策を求める請願
        請願団体 河内長野社会保障協議会 

 日本共産党市議団が提出した意見書(案)

◎保育所最低基準の堅持・拡充、直接契約やバウチャー制を導入せず保育・学童保育・子育て支援の予算の大幅増額を求める意見書
◎医師・看護師等の増員を求める意見書
◎住宅・建築物の耐震化促進を求める意見書
◎社会保障負担増と増税の中止を求める意見書

 日本共産党が行った申し入れ

教育長に申し入れ
◎子どもたちを競争に駆り立てる「学力調査」中止と記名中止を
議長に申し入れ
◎「政務調査費」透明化を
 国会で不透明な事務所費の使い方が自民党・民主党ともに発覚しました。また東京都目黒区では公明党の区議団が、不正に政務調査費を使っていたとして全員辞職しました。その内容は、横浜中華街の有名料理店で4万5千円の飲食代や自家用車の車検・修理対に12万円、ほかにも沖縄県那覇市のタクシー会社の領収書に、東京の「上目黒→北新宿」の記入などでした。

 日本共産党は河内長野でもこのようなことが起こらないよう、政務調査費の情報公開には領収書も含めるよう議長に申し入れました。

みなさんの声を南海電車に
   申し入れました
 日本共産党市会議員団は、1月に各駅頭で行ったアンケートとみなさんからいただいた声をもとに、2月6日、宮本たけし前参議院議員とともに南海電車本社に申し入れを行いました。
バリアフリー化・トイレの改善など
 みなさんからいただいたアンケートの結果では、千代田・美加の台駅などではバリアフリー化(エレベーター・エスカレーターの設置)の声が、また、全体ではトイレが汚い、トイレットペーパーを置いてほしいとの声が多くありました。

 日本共産党議員団の申し入れに対し南海電鉄は、バリアフリー化は平成22年を目途に順次整備を計画する。トイレットペーパーについては、約10年前に試行したが盗難や破損などで断念した経過が話されましたが、日本共産党は再度試行するように申し入れ、検討するとの回答を得ました。ゴミの分別収集や千代田駅南東の遮断機防護柵の改善は早急にすると答えました。

 日本共産党市会議員団は、南海バスにも同様に、近く申し入れをする予定です。引き続き、お気軽にご要望をお寄せ下さい。

南海電車と交渉する
宮本たけしと日本共産党議員団


千代田駅南側踏切
ちょうど自転車のハンドルが
当たる高さでキケン
少し低くして!


河内長野市が
夕張市みたいになるって本当??
 「お金がない、河内長野も夕張のようになる、だから市民はガマンしてくれ」と市は主張していますが本当にそうでしょうか?

 夕張市が破綻した根本的な原因は・・・かつて炭坑で栄えた街でしたが、エネルギーが石炭から石油へと移りゆくなかで22カ所あった炭坑が次々に閉鎖されました。それまで炭坑で働く人たちを支えていた住宅や病院を市が買い取ったのですが588億円も要し、市財政を圧迫していました。そこに政府が押し進めた「三位一体の改革」が最後の一撃となり夕張市は破綻したのです。かつて国のエネルギーを支えた街を保護しない国策が根本原因です。それを夕張市政だけの責任と押しつけています。

 確かに夕張市の無計画な箱物建設も原因の一つです。それがわかっているのなら河内長野市は、一刻も早く87億円もかけて山を切り開き作っている「ふるさと農道」を止めるべきです。

山を切り開き作られる 「ふるさと農道」
総額87億円 市負担額27億円


市民のための議会でこんな事が!
自民党会派が「政党新聞販売禁止条例」を提出
  日本共産党はじめ他会派すべて反対で否決
 3月議会の最終日に、突然、自民党会派(3名)から市役所内で政党新聞の購読を禁止する条例案が出されました。
 日本共産党は「市職員がどんな新聞・書籍を読むかは憲法が保障した個人の自由だ。また政党が機関誌を広めるのはもっとも基本的な政治活動である。同時に、議会や条例は住民の暮らしや利益を守るためにある。いま、暮らしは大変で、住民のためにこそ大切な時間を費やすべき」と主張。
 条例を提出した3人の議員以外の他の会派もすべて条例案に反対。憲法違反ともいえる条例は16対3で否決されました。


みなさんとご一緒に要望実現
妊婦検診の補助が増えました
 いま、子育て支援が望まれるなか、妊婦検診への補助(無料検診)を、全国では5回10回と補助を行っている自治体もあります。お隣の富田林市や大阪狭山市でも2回の補助を行っています。 しかし、河内長野市は1回しか行っていませんでした。
 大阪狭山市にある近大病院では、同じ診療を受けても狭山のお母さんは無料で河内長野のお母さんは有料という現状でした。
 お母さん方からの要望書も市に届き、日本共産党は繰り返し議会でも取り上げてきました。

 このたび新年度予算にようやく組み込まれ、後期の妊婦検診1回約9800円)が無料で受けられることになりました。

 今後も日本共産党は、みなさんと力を合わせ願い実現に全力で取り組みます。
教室に扇風機の設置がすすみます!
 小中学校の普通教室にはクーラーどころか扇風機もなく、勉強どころではないとの声に、日本共産党は4年前から重要課題として、教室に扇風機設置を訴え続けてきました。

 2年前から数教室で試行されていましたが、今年度より6年計画で順次全教室に設置されることになりました。今年度は44教室に設置されます。
下里残土の山問題
18年ぶりに通学路が再開
 残土の山の崩落により、18年間にわたって閉鎖されていた通学路が2月13日に再開されました。開通式には50人近い住民・中学生と教育委員会が参加し、住民運動の勝利を喜びました。

 通学路再開は2001年に日本共産党が紹介議員となりサニータウン自治会から出されていた請願のなかで最後まで残っていた住民の悲願でした。

 しかし一方で埋立業者と一部地権者が通学路にドラム缶を置いたりフェンスを剥がすなどの妨害が行われました。このために再開した通学路を通れるのは中学生だけにとどまりました。今もなお小学生は車の通る危険な道への遠回りを余儀なくされています。

 日本共産党は未来をになう子ども達が一日も早く安全に通学できすこやかに成長できるよう、通学路完全再開に向け全力でがんばります。

開通式の日 通学路を歩く住民


通学路におかれたドラム缶
しっとうや前の交差点に
   右折信号が設置
 国道371号バイパスから楠ヶ丘への入り口の「高向南」交差点(しっとうやの前)に右折矢印信号が設置されました。この交差点は以前より時差信号になっていましたが、右折するのが難しいと要望を受け、日本共産党議員団は右折矢印信号の設置を要望していたものです。
 これからも、安全・安心・住みよい街づくりのためにがんばります。
 
千代田駅踏切南東の
 遮断機防護柵が改善される

 みなさんの声を南海電鉄に要請・・・実現
 「千代田駅踏切南東の遮断機防護柵はちょうど自転車のハンドルのあたる高さで危ないので改善してほしい」と言う声が近辺の自治会や市民のみなさんからかどの市議に届いていました。
 かどの市議はこの問題を昨年6月市議会で取り上げ要請しました。さらに、今年2月6日、日本共産党河内長野市会議員団は宮本たけし前参議院議員とともに南海電鉄本社に直接申し入れをした時改善の約束を得ていました。
 このたび、柵は上部分が切り取られ10p低くなるように改善されました。
市道三日市高向線の拡幅工事完成
 上田町地域の方々から、市道三日市高向線は道幅が狭く、拡幅が強く要望されていました。南あきら議員は以前から議会で取り上げてきました。
 市当局も用地買収を進めてきましたが、途中で住宅開発に伴う工事が入り、当初計画より遅れていましたが、ようやく今年3月、拡幅工事が完成しました。
河合寺地内
 山すその水路改修される
 河合寺地内は10年以上も前に山地の急傾斜地防災工事が施工されて排水路の整備も行われていましたが、途中で終わったために整備されていない場所は大雨などで床が掘れてゴミなども溜まり、地域の人達は延長して改修を強く望んでいました。
 今年2月、市へ要望書を出し、さっそく3月に改修されました。
清見台3丁目からバス通りへの
  階段に手すり設置
 清見台のみなさんから階段に手すりを付けてほしいとの強い要望が出ていました。
 南あきら議員は、市担当課にバリアフリーの一つとして早く対策をと申し入れてきました。
 このたび、今年4月4日に手すりが設置されました。

日本共産党 代表質問

 宮本さとし議員

1、新年度予算に関連して
 (1)予算案について 地方自治体本来の仕事「福祉の心」を取り戻せ
  ・ひとり親家庭等入学祝い金(320万円)の廃止や学校給食補助単価5円が下げられた。考え直せ。
  ・国保料の差し押さえが当市は近隣の中では件数も金額も多い。払えない人たちに差押えをするな。  
  ・介護保険料の独自減免の幅をひろげよ。
 (2)景気回復といわれる中が河内長野市民にとってはどうか。
 (3)厳しい財政状況。滝畑温浴施設の見直しを決断したように、「ふるさと農道事業」の見直しの決断が必要ではないか。
2、市長の歴史認識を問う(先の大戦に関する 年村山談話について)
3、障害者自立支援法は根本的な改善が必要。応益負担の考え方を見直すよう国に働きかけ、市独自の軽減策を。
4、子育て支援
 (1)保育所の待機児をなくし保育料の引き下げや民間保育所への補助を充実させよ。
 (2)休日急病診療所(小児科)、小児夜間救急医療体制の復活めざし引きつづき医師会との連携や医師の確保につとめよ。
    国に対しては医師の要請(産婦人科医、小児科医)を強く求めよ。
5、自家用車なしでも生活できる街づくり
 (1)駅のバリアフリー計画について鉄道会社と具体的な計画をたて促進せよ。
   (千代田駅東側・河内長野プラットホーム・美加の台駅にエレベーター設置)
6、三日市町駅前整備に関連して
 (1)健康支援センターはより多くの市民に利用してもらうために 例えば
  ・比較的すいている時間帯への集客のため利用料の割引
  ・駅前乗り入れを機会にモックル号との連動で割り引き券の発行

日本共産党 個人質問

 かどの雄一議員

1、楠小学校の学童保育の施設を拡充せよ
2、環境問題について
 (1)街路樹の植樹や剪定は二酸化炭素削減など地球温暖化対策を考えてすすめよ。
 (2)夜遅くまでこうこうと輝いている電飾の広告パネルは地球温暖化対策と住環境に問題があるのではないか。

 南あきら議員

1、1990年代、市庁舎・文化会館・市営住宅などの公共事業がすすんだが
  今これによる借金返済と国の「三位一体の改革」により市財政の圧迫になっている。
  改善を国に強く働きかけよ。
2、公共下水道の普及の促進を。
3、府道千早城跡線(東片添〜延命寺)に小川(水路)がある。この地域を景観形成指定をせよ。

 吉田礼子議員

1、子どもの健やかな成長のために
 (1)「放課後子どもプラン」の見通しは。
 (2)学童保育の土曜日開設を。
 (3)学校図書室司書を全小・中学校に配置し豊かな感性を育てよ。
2、ラブリーホールの若者の音楽・芸術家を育てる運営は大きな期待が寄せられている。
  充実に向けての今後の見通しは。
3、大矢船など痛みの激しい歩道整備の見通しは。

 にわ実議員

1、 大阪府の耐震診断補助金が増える機会に耐震診断を促進させよ。
2、河内長野駅ホームへのエレベーター設置を強く要請し、完成時期を確認せよ。
3、住みよい街づくりについて
 (1)日野谷を、二度と土砂埋立地とならないような対策を講ぜよ。
 (2)通称「悦過坂」の拡幅工事の進捗状況と通称「よしや峠」の拡幅工事の計画はどうなっているのか。

 だばなか大介議員

1、小山田小学校付近に子ども達が自由に遊べる広場を確保せよ。
2、寺ヶ池公園野球場の改修を計画どおり進めよ。
3、再開した緑ヶ丘からの通学路、1日も早く小学生も再開せよ。





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