2004年9月議会

 河内長野市9月市議会が9月6日から26日までの日程で開かれました。

日本共産党議員団の質問と活動内容などをお知らせします。

乳幼児医療費など有料化
 市民への傷み押しつけに反対・・・日本共産党

 今議会には、条例案件、契約案件など36件が市長より提案されました。
 この中には 1,乳幼児、母子家庭、老人、障害者の医療費助成の改悪 2,厳しい財政事情だとして市職員の給料を今年10月から2・5%削減し、約2億円捻出する事などが含まれています。
 乳幼児医療費は昨年10月から0歳から小学校入学前まで全ての医療費が無料になったものですが1年で有料化に改悪(1ヶ月1医療機関につき1回5百円までを2回まで患者負担させる)を今年11月から行うとし、このための11月から3月までの今年度中の市民負担は約3720万円になるなど、市民への痛みを押しつけてくるものです。

 また、日野谷埋め立て裁判は、9月10日に大阪高等裁判所において判決が出されます。これは岡三興業の日野谷埋め立て計画を市が不許可としたことを不当として訴えられていたものです。
 日本共産党は市民のみなさんとご一緒に、無秩序な残土・産廃の埋め立てに反対し、本市のみどり豊かな街づくりをすすめます。

日本共産党の代表質問 ・・・ 吉田礼子議員が質問

 3期目の市長の施政方針を聞く

 吉田礼子議員は9月議会で日本共産党を代表し、3期目となる市長の施政方針をただしました。

府の医療助成改悪に追随せず
 市独自施策で現在の制度を守れ

 乳幼児医療費助成制度など、11月から大阪府が改悪を行うが、市は改悪を許さない独自の施策をせよ。

 それに対し市長は、地域福祉の推進、次世代の育成、子育て支援、待機児童の解消、安全な学校給食の提供など具体的施策を掲げていると答えました。
 しかし、今議会には府の医療助成改悪に追随し市民負担を強いる市条例案が提出され、与党議員の賛成で成立しました。市長は福祉の増進と言っているのに、矛盾しているのではないでしょうか。
 今後も市民本位の市政の実現のため、みなさんとともに全力で頑張ります。

三日市町駅前整備は

 駅舎を含む三日市町駅前整備は、ほんとうに平成18年度に完成できるのか。

<市長の答弁>
 エレベーター・エスカレーター・障害者用トイレの設置など、バリアフリー化を中心とした整備を推進すると同時に、三日市青葉台線の完成も 年度末にできるように積極的に取り組む。

国の悪政に対する市長の見解を問う

 年金改悪実施・義務教育費国庫負担金削減・生活保護費の国庫負担金削減など国の悪政や憲法・教育基本法の改悪の動きについての市長の見解は。

<市長の答弁>
 大阪府市長会や全国市長会を通じ、再三、地方の権限と責任を大幅に拡大することにより住民に身近な所で住民の意志に沿った行政運営を可能とするよう、また、権限移譲に際しては十分な財源以上を確保するよう要請してきた。生活保護費負担金の補助率の引き下げや補助対象の縮減については、一般的な地方への負担転嫁につながるため、あってはならないことと強く要請。憲法改正や教育基本法改正の動きがあれば言葉を発する際にはきっちり発言していきたい。

子どもたち一人ひとりが大切にされる教育を

 より良い学校給食に向けて

 給食センター改修に伴い現在給食を中断しているが、フォロー体制は十分か、また、このちょうどよい機会に不評なステンレス製食器を改善してはどうかと質問しました。

 これに対し市は、配膳員の勤務時間を変更し、クーラーを設置している職員室や児童会室などで弁当を保管するなど、安全対策をしていると答えました。しかし、業者の斡旋する弁当についてのいろんな意見も寄せられており、これからも充実に向けて頑張ります。
 食器の改善については、食器の素材を変更しても対応できる食器洗い機を導入予定で、食器の改善もしたい旨の答弁がありました。

 教室へ扇風機の設置が一歩前進

 今年は特に猛暑でしたが、学校の教室は風も通らず、暑さで気分が悪くなる子どもが多数出ています。
 高槻市ではこの夏休みに全小中学校の教室にクーラーを設置しました。
 河内長野市でもせめて教室に扇風機を設置しては、と質問しました。

<市の答弁>
 扇風機の設置が最も有効であると判断した教室を抽出し、実際に扇風機を設置する。体感温度への効果をはじめ、学習への影響や安全管理面などについて、その状況調査を考えていきたい。

扇風機を設置した寝屋川市の教室

 少人数学級の早急な実施を

 少人数学級の取り組みは、2001年では、10府県しかなかったのが今年には約9割の道府県が踏み出しています。LD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)・高機能自閉症などに対応するためにも数ケ所しかない通級学級などを各学校に配置することや全国で広がりつつある少人数学級を早急にとりくむべきではないかと質問しました。

<市の答弁>
 今取り組んでいる少人数授業(特定の教科だけでの教員の加配による少人数授業)で解消し、府に準じて平成19年度には小学校1・2年生が全て35人学級になる。

 市教育委員会は以上のように答弁し、市独自の取り組みには理解を示しませんでした。
 日本共産党は子どもたち一人ひとりに行き届いた教育実現に向け今後も全力で頑張ります。

地域活性化について今後の取り組みを聞く

第4次総合計画策定には、市民の声を聞くなど地産地消を含む地域経済の活性を。

<市の答弁>
 直売所の設置による対面販売や契約栽培などをすすめ、新鮮で安全な野菜などを市民に供給し交流を促進していくことは、地域活性化を図る上で有効な手段であり、進めていきたい。市民の声を聞く機会を設けるために基本構想案に対するパブリックコメントを予定している。


 「小規模工事等契約希望者登録制度」等を取り組め。

<市の答弁>
 小規模工事等希望者登録制度については今後の導入を視野に入れながら、研究を進めていきたい。
 また、参加資格確認に支障のない範囲で指名登録書類の簡略化や有効期間の延長について検討していく。

安心・安全で 便利な街づくりを

 バス問題について

 福祉バスの拡充で加賀田上地区の陸の孤島の解消を。また、市内全域のバス問題を考える市民参加の委員会を設置してはどうか。

<市の答弁>
 錦渓苑送迎バスの活用は、拡充も含めて検討していく。
 委員会設置は有効な手段の一つと考えている。

 府道加賀田片添線の拡幅は

 府道加賀田片添線の拡幅整備は予定通りに進んでいるのか。今後の見通しについて聞く。

<市の答弁>
 府と共に地権者及び地元に事前の協力を働きかけ、早期の完成に向けて取り組んでいく。

不要不急の公共工事の凍結を

 滝畑温浴施設について

 地元活性化には疑問がある滝畑温浴施設の凍結を。

<市の答弁>
 地元と締結した協定事項の趣旨に添いながら地域の活性化につながる事業となるよう幅広い意味で慎重に地元と話し合っていきたい。

 もはや建設理由の無くなった 
  「ふるさと農道」は凍結を

 ふるさと農道は、近隣市との農林業の交流で活性化出来るとしていたが、隣の和泉市ではムダだと言うことで中止になっている。農業振興に結びつかず緊急性を必要としないふるさと農道は凍結すべきではないのか。

 これに対し市は、積極的に推進すべき事業であると答弁。

 市が今まで第一の理由としてきた「泉州基幹農道」との接続のためと言う位置づけも、もはやなくなっており、認めることは出来ません。
 今後も、税金のムダ遣いを無くすためにも、工事凍結に向けてみなさんとともにがんばります。

日野谷埋め立て裁判

 9月10日に日野谷埋立裁判の高裁での判決が出て、市の訴えは退けられました。市は、納得できないとして21日最高裁に上告しました。
 日本共産党は、市長の上告を支持し、緑・環境を守って埋立が完全中止になるまで、みなさんとご一緒に頑張ります。 

緑ヶ丘南町近く(下里町)の残土の山
 無許可の土砂搬入を完全にストップさせよ

 平成12年10月以降、市の「埋め立て中止命令」(市埋立規制条例)によりストップしていた土砂搬入が、今年5月から無許可で突然に再開され、子ども達の通学の安全や騒音・粉塵被害などで大きな問題になっています。

 さる6月市議会でのだばなか議員の追及に市は「刑事告発する」と答弁していましたが、いまだに無法な土砂搬入が毎日続き、多い日には1日大型ダンプ120台が往来しており、住民の怒りは頂点に達しています。

 だばなか議員は9月市議会で、再度この問題を取り上げ、
1、6月市議会で市は「刑事告発する」と答えたがどうなっているのか。
2、広野・サニータウン自治会など13自治会とPTAが市役所や警察に1日も早い完全ストップを要望しているが、現状と今後の方針は。
3、3トン車以上の規制をした9月1日以降も1日に15台〜20台の大型ダンプカーが入っている。早く「刑事告発」して完全にストップさせよ。と、迫りました。

 これに対し市は、「刑事告発」するために現地調査したが事業者に拒否され航空写真を撮っており「埋立規制条例」違反の場合は「刑事告発」する。警察に申し入れ9月1日から重量規制しダンプカーの台数は減っていると、答えました。

 だばなか議員は、市の取り組みは生ぬるい。ダンプカーが進入している天野小、西中学校横の里道の一部は学校用地であり杭を打って阻止せよ。現地調査には弁護士を立ち会わせるなど現地調査の条件整備し、工事差し止めの仮処分申請を行うよう重ねて追及しました。

サニータウン(緑ヶ丘南町)から見た残土の山

環境の「後追い行政」を改めよ

 日野谷埋立裁判や緑ヶ丘隣接地の残土の山問題も、市の環境行政が要綱や条例通りに指導していれば防げた問題です。
 にわ議員は、土砂埋立規制条例の適用条件の改正や不法投棄防止条例などつくるべきと質問しました。

 これに対し市は、適用条件の改正は検討しているが不法投棄防止条例は考えていないと答弁。

 にわ議員は、市の環境行政全般について市民の声をよく聞き条例を守るよう徹底した指導を行うことが、今後「後追い行政」と言われない唯一の道だとただしました。

!? 信じられへん!!
市民に背中見せる議員発言に...

 下里町(緑ヶ丘南町近く)の土砂埋立問題が議論された9月15・16日の両日、市議会傍聴席は、「無許可の土砂搬入をストップしてほしい」という市民で満員になりました。

 自民党のある議員は、市民の声に背を向け、「事業者には道義的な問題はあるが、今、違法な事は何もしていない。悪者にするのはおかしい。ダンプカーが通るのも道路許可とって条例内の範囲でやっているのに、こんなことでは百年たっても解決しない」と、事業者の代弁者として発言しました。

 傍聴席の市民から「何やそれ!信じられへん!」と多数のブーイングが出ました。それもそのはず、この事業者はこれまで「埋立規制条例」に違反して多量の土砂を搬入し、市から「埋立中止命令」を受けるなど長年にわたって周辺住民に迷惑をかけてきました。

 市議会を傍聴したある市民は「ようやく市が業者とのくされ縁を断ち切って、ちゃんとした業務執行にとがんばってる時に、議員が業者の肩を持つ発言をするなんて信じられへん。どっち向いて仕事してるのやろ!」と怒っていました。

使いやすい図書館に

 図書館進入路の渋滞解消を

 だばなか議員は、市立図書館をさらに利用しやすいものにするために次の質問をしました。

 図書館の駐車場への侵入道路が渋滞して、市民から苦情が出ているが、解消策について聞く。

<市の答弁>
 キックス駐車場は168台のスペースがあるが、イベントと講演会が重なるときなど満車となり渋滞している。警察とも相談し、左折入庫・左折出庫を呼びかける案内板設置などを考えている。

 カラーコピー機の設置を

 「図鑑」など持ち出し禁止の本がある。図書館にカラーコピー機を設置してほしいという市民の声に答えてほしい。

<市の答弁>
 カラーコピーの利用率は府下の図書館では低く1枚あたりの利用金額が高くなる。今後、利用者の利便性と実費負担等について検討したい。

高野山が世界遺産に登録
 本市の高野街道整備促進を

 高野山が世界遺産に登録されたことは、高野山への街道筋になっていた本市も脚光を浴びることになる。
 南あきら議員は、高野街道の整備に力を入れ、にぎわいのある街づくりをすすめよと質問。

1、全体の整備計画の取り組みは。
2、三日市町駅前再開発エリア内や三日市町地域での整備計画は。
3、歴史のある町家や寺社等の建物の前に、歴史や由来を知らせる取り組みをはかれ。

<市の答弁>
 高野山が7月に世界遺産に登録された。高野街道が通る長野神社、烏帽子形神社に看板を掲げている。案内板は出来ると見ている。整備計画について庁内関係部署で協議する。
 三日市町再開発エリアや周辺の街道整備について、駅前広場には道標や街道の位置を示す。周辺については歴史的遺産を生かし、ふれあいを残していく。そのため、カラー舗装や照明などを設置する。

三日市町駅前再開発地区イメージパース

烏帽子形神社

住民の声をよく聞いて
 駅前再開発ビルに入る窓口センターは
  土曜日か日曜日の開館を

 駅頭でみなさんにお配りしたニュースでみなさんのご意見を募ったところ、「ぜひ土・日を」と他市の様子などの資料をつけて紹介していただいた方もおられました。本当にありがとうございます。

 宮本さとし議員は、三日市駅前の活性化のためにも住民の声をよく聞いて検討せよと迫りました。

<市の答弁>
 今までの利用形態を変えることは全体の利用率低下につながることや発行コストも高くなることから考えていない。 しかし住民の声を聞くということも必要なことなのでセンターの窓口でアンケート等の実施をやってみたいと思う。

駅前自転車置き場の管理運営や
 放置自転車の撤去・再利用を
  シルバー人材センターへ委託を

 南あきら議員は、駅前自転車置き場について取り上げました。

 駅前の自転車置き場の管理運営は、財団法人自転車整備センターが行っています。その土地や建物は市の所有物であるのに利用者の料金は全て自転車整備センターの収入になっている。しかし、自転車置き場の日々直接の管理は下請けの「日駐管理」が行い、放置自転車の撤去・処分は市職員や税金で業者委託している。これでは自転車整備センターが手を汚さずに甘い汁を吸っているとしか思えません。

1、駐輪場の管理と放置自転車の撤去を市の事業にして、シルバー人材センターに委託せよ。

2、撤去自転車の再利用を図るために、シルバー人材センターと協議せよ。

<市の答弁>
1、市内3駅の駅前駐輪場のうち、河内長野駅前以外は余裕があり %の収容状況である。今は自転車整備センターの収益は千2百万円の赤字である。現状では市の事業として引き取る考えはない。

2、再利用については市の所有権所得すると処分できる。処分のやり方は各自治体では様々である。当市では廃棄処分や発展途上国へ無償貸与している。再利用について長期的に検討する。


三日市町駅前東側駐輪場


地震対策について

 指定避難場所である学校の
  体育館の耐震工事を急げ

 去る9月5日、2回にわたり震度3〜4の地震がありました。当市の指定避難場所である学校体育館は、現在4つの体育館が耐震工事が出来ていません。
 にわ議員は、2次災害を防ぐためにも学校体育館の耐震工事は予算を大幅に増やして早急に完了するよう強く求めました。

 それに対し市の答弁は、「すぐには出来ない」と緊急性を認めませんでした。

 一般住宅への耐震工事等へ 
  補助制度の創設を

 また、にわ議員は、多くの市町村で行っている一般住宅への耐震工事を助成する制度をつくるよう求めました。

寺ヶ池西側の市道など
 道路側溝に鉄ぶたを

 だばなか議員は、市道松ヶ丘小山田広野線の安全対策について取り上げました。

1、寺ヶ池西側の市道の道路側溝に鉄ぶたをし、車がすれ違いやすいようにせよ。

2、天野小学校・西中学校の通学路の安全対策と道路側溝に鉄ぶたを。

<市の答弁>
1、寺ヶ池西側の溝ぶたについては、延長400mのうち300mが完成している。残りの100mの区間は隣接の地権者の協力が得られる所から整備する。

2、天野小・西中学校通学路のふたかけは120m設置しており、残りも引き続き取り組む。安全対策については時速 の速度規制と3トン以上の貨物車などの規制やグリーンベルト表示などを行っている。

千代田駅東側に
 エスカレーターやエレベーター設置を

 かどの雄一ぎいんは、高齢者などにとって「地獄」「死の階段」と言われている千代田駅東側に、エスカレーター・エレベーターを設置せよと質問しました。

<市の答弁>
 都市計画道路 千代田駅前・鳴尾線の広場整備計画の中に組み込んで、実施していきたい。


「地獄の階段」と呼ばれている
千代田駅東側の階段


第2楠東橋 昭和2年建築!
 取替事業の進捗状況は?

 楠町の第2楠東橋(南海高野線上)の取り替え事業が遅れています。
 かどの議員は、進捗状況を聞きました。

<市の答弁>
 本橋は昭和2年に架設され、70年余り供用され老朽化している。現在、幅員3mしかなく、幅員4.9mの橋に掛け替える予定。そのための用地買収に努めたい。


昭和2年建築の第2楠橋


菊水町ガード下〜諸越橋
 〜河合寺の歩道の設置を急げ

 菊水ガード下近鉄側の拡幅工事が終わり信号機が8月から設置されました。このため車が増えてきています。
 安全対策として諸越橋に向かって西側と、諸越橋から河合寺交差点間の北側への歩道の設置の要望が河合寺地区自治会からも出されています。

 南あきら議員、この取り組み状況を聞きました。

<市の答弁>
 諸越橋から河合寺交差点まで300mの間の歩道設置を府へ強く要望している。諸越橋からは、山側に向けて歩道の予備設計をし今年度地質調査をする。用地買収でき次第、工事を着工する。
 菊水ガード下までの歩道は、道路の幅に余裕があれば歩道を設置する。

市道三日市高向線ヨシヤ峠に溝ふたの延長を

 南あきら議員は、市道三日市高向線のたいへん狭いヨシヤ峠の拡幅をはかれ。緊急対策として、せめて溝蓋の延長を急げと質問しました。

<市の答弁>
 ヨシヤ峠は国道371号の抜け道になっている。拡幅はすぐには困難。溝ふたは400mの内145m完了した。平成16年度は狭い所の内80mに設置する。


溝ふたの延長が待たれるヨシヤ峠


汐ノ宮保育所 送迎時の駐車場の確保を

 かどの議員は9月議会で、汐ノ宮保育所送迎時の駐車場を確保せよと質問しました。

<市の答弁>
 路上駐車など周辺の住民のみなさんに迷惑をかけている。駐車時間の短縮やマナーを喚起している。周辺に駐車スペースとなる空き地がないが今後も努力していきたい。

 かどの議員はその他にも、配偶者特別控除廃止による保育料値上がりの問題や、千代田台保育所の増築の問題についても質問しました。

小塩南花台線の横断
 通学路の安全対策は万全を!

 宮本さとし議員は、小塩南花台線の大典保育園から南花台よりの横断は非常に危険、すぐにでもできることを急ぎ、長期な対策もすすめよと、質問。

<市の答弁>
 地元自治会、学校関係者などから従前より信号機の設置要望もなされており危険なところと承知している。しかし、カーブ、坂道の途中であることから信号や横断歩道設置に伴う事故も予想される。
 当面の措置として「スピード落とせ」「歩行者注意」などの路面表示や看板設置などによりドライバーに対して注意喚起をしていきたい。将来的には信号機設置とあわせ関係箇所の地権者の協力を得ながら歩行者空間確保に努めたい。

公園遊具の安全管理は

 宮本さとし議員は、8月に野作第一公園でおきた事故を教訓とし、点検の方法について見直すことを含め、さらに安全対策につとめよと質問しました。

<市の答弁>
 被害者の児童及び保護者の方には大変ご迷惑をかけた。今後事故を未然に防ぐため耐用年数も考慮し、必要に応じて精密検査を行うなど修繕・更新の手法の策定をおこないたい。


皆さんとご一緒に要望実現

駅前駐輪場 回数券が始まりました

 10月1日から駅前駐輪場の一時預かり回数券が発売されることになり、市民から喜ばれています。
 これは、だばなか議員が6月市議会で利用者の声を取り上げ、実施したものです。

  回数券発行 千代田駅 ・ 長野駅地下 ・ 三日市町駅東 の 3カ所

  価 格    自転車   1000円(1回100円の11枚綴り)

          単  車   2000円(1回200円の11枚綴り) 

大阪南医療センター前
 道路・歩道整備  信号機も設置される

 これまで、かどの議員が議会で要請してきた大阪南医療センター(元国立大阪南病院)前の道路整備工事が進んでいます。道路幅員7m、両側に2mの歩道、交差点には信号機も設置されます。
 来年3月中旬完成予定です。

工事が進む大阪南医療センター前交差点

千代田小学校 運動場1・5倍に拡張
 学童保育も学校施設内へ新設移転

 これまで、角野議員は千代田小学校の運動場の拡張問題を何度も取り上げ要請してきました。
 この度、約3200u拡張される事が決まりました。現在の1.5倍の広さで、200mトラックと観覧スペースが確保されます。
 またこれまで、かどの議員が何度も訴えてきた学童保育施設については、学校施設内に新設・移転されます。(5室分)
 どちらも今年度中に完成に予定です。



 今議会に出されている意見書案

今議会には、下記を含め9つの意見書案が出されています。
●米軍ヘリコプターの墜落事件に関する意見書(日本共産党)
●生活保護の国庫負担率の堅持を求める意見書(日本共産党)
●義務教育費国庫負担制度の堅持、特に学校事務職員及び栄養職員の給与費に対する半額国庫負担制度の堅持を求める要望意見書(大阪学校事務労働組合)
●郵政事業に関する意見書(郵便局長)


日本共産党 代表質問

 吉田礼子議員

1、市長の3期目の市政に向けての施政方針について聞く。
 ・三日市町駅前整備は、予定通りに平成18年度に完成できるのか。
  市長の政治責任を果たせ。
 ・国の悪政による年金改悪実施・義務教育費国庫負担金削減・生活保護費の国庫補助金削減などは
  市政に大きく影響する。
  また憲法改悪・教育基本法の改悪の動きがある。
  これらの国の政治に対する市長の見解を聞く。
2、福祉・医療制度にかかわって。
 ・今回医療費助成制度の条例改正として出されている重要課題について
  市長はこれまでに市長会を通じてどのような対応をしてきたのか。
 ・当市に影響する国の介護保険の見直しや支援費制度の統合は慎重にせよ。
3、地域活性化について。
 ・第4次総合計画策定時には経済問題は重点的に取り組み市民の声を聞け。
 ・「小規模工事等契約希望者登録制度」について。
4、子ども達ー人ひとりを大切にゆき届いた教育条件整備を。
 ・少人数学級の早急な取り組みを。
 ・学校給食中止についての取り組み体制は充分か。要望の強い食器の改善は今すぐにも実施せよ。
 ・教室にせめて扇風機の設置を。
5、当面必要でない公共工事(滝畑温浴施設・ふるさと農道)の見直し・凍結を。
6、安心・安全・便利な街づくりを。
 ・福祉バスの拡充について。
 ・市内全域のバス問題を考える委員会の設置を。
 ・今取り組んでいる府道加賀田片添線の拡幅整備は期日どおりに完了せよ。
7、日野谷埋め立て裁判結果について。

日本共産党 個人質問

 だばなか光議員

1、下里町の残土の山について。無許可の土砂搬入の完全ストップを。
2、市立図書館にカラーコピー機の設置を。駐車場進入道路の渋滞解消策は。
3、市道松ヶ丘・小山田・広野線の安全対策を。

 かどの雄一議員

1、税制改悪による保育料への影響は。千代田保育所増築問題、汐ノ宮保育所送迎時の駐車場確保を。
2、千代田駅東側にエスカレーター・エレベーターの設置を。
3、楠東橋の取り替え工事が遅れているのではないか。

 南あきら議員

1、駅前駐輪場の管理運営と放置自転車の撤去・処分について。
2、高野山が世界遺産に登録された。本市の高野街道の整備の取り組みは。
3、菊水町から諸越橋までと河合寺交差点までの歩道設置の取り組み状況は。
  三日市高向線の吉矢峠の拡幅は、まずは溝フタの設置を。

 にわ実議員

1、地震対策について。
  避難場所である学校体育館の耐震工事を急げ。
  住宅への対策費の補助制度を。
2、環境政策について。
  後追い行政でなく未然に防ぐ対策を。
  土砂埋め立て規制条例の改正や、「捨て得」を許さない条例設置を検討せよ。

 宮本さとし議員

1、公園・遊具の安全対策について。
  点検方法と改善点は。遊具設置は消極的にならないように。
2、三日市小学校の通学路(小塩南花台線の横断)の安全対策を。
3、三日市町駅前再開発ビルについて。
  窓口センターの充実、三日市町の歴史・文化の展示には工夫を。

 



9月議会日程表
6日 午後1時〜 本会議 全議員
15日
16日

午前10時〜 本会議 (代表質問)吉田
(個人質問)にわ、だばなか、かどの、宮本、南
17日 午前10時〜 福祉教育常任委員会 吉田・宮本
21日 午前10時〜 都市環境経済常任委員会 だばなか・南
22日 午前10時〜 総務常任委員会 かどの・にわ
24日 午後1時〜 本会議 全議員


この夏、楠の水 枯れる?

 この9月に旧「楠水会」5名・旧「自由・市民会派」3名が合流し、7月の補欠選挙で当選した議員(自民党)も含め9人で新しい会派「自由市民」が結成されました。楠水会はもともと自民党中心の会派でしたが昨年秋には旧「自由・市民会派」とに別れたばかりでした。6月の役選で議長・副議長に1名も送り出せなかったのが原因という人もいます。「会派は政策面での一致じゃないの?」という声も聞こえてきます。いずれにしても市民不在の離合集散には違いありません。本家の楠水会が無くなったことについて、この夏の猛暑で楠の水が涸れたのではと言われているとか・・・・



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