2009年8月19日
−河内長野市と千早赤阪村の合併破綻に関する声明−
日本共産党河内長野市会議員団
8月14日千早赤阪村の松本村長が合併断念を発表し、事実上合併は破綻しました。
今回の合併協議は千早赤阪村からの要請を受けて出発しました。その後、市は市民の意見を一切聞こうとせず、市民に約束した3つの前提条件もないがしろにするなど、大阪府の主導のもとで強引に合併を進めようとしました。
しかし、時間切れ直前に際し、市でも村でも矛盾が噴出し、第11回合併協議会では重要項目を含む19項目は何ひとつ論議されずに流会になりました。
市議会でも7月13・14日、全員協議会が開かれましたが、なぜ合併するのか、メリット・デメリットも明確にされず、与党議員からも「夢がない・財政見通しがあまい」など批判が相次ぎました。
これらの破綻の原因は住民の声を聞かずに、住民の願いとかけ離れたところで、「合併ありき」で府と強引に推進してきた結果であり、合併時の問題点を住民に明らかにしてこなかったためです。
日本共産党は、市民の声を聞かず、市民に何のメリットもない押し付け合併に反対にするとともに、8回に渡って合併特集ビラを発行するなど、全市民に事実お知らせする努力をしてきました。また他党派とも協同し地方自治を守るため、たたかってきました。
この中で、みなさんに20議席中6議席を占める日本共産党市議団をつくっていただいていることも、合併を中止させる大きな力となりました。
今後も、日本共産党河内長野市議団は、「住民が主人公」の市政をつくるために全力でがんばります。
以上